パリス・ヒルトンの“超厄介”弟、ストーカー事件で実刑判決の可能性 結婚式目前の姉を悩ませる
次から次へと問題を起こしてるコンラッドだが、有能な弁護士のおかげか権力者である父親のおかげか、刑務所入りは免れてきた。そのため、「なんでこいつは何をやっても刑務所行きにならないんだ?」と全米からにらまれている。しかし今、大詰めを迎えようとしている裁判では、「さすがに厳しい判決が下るかもしれない」と報じられ始めているのだ。
今回の事件だが、17年5月6日、ハンターの父親でかつて姉パリスとハメ撮りしたリック・ソロモンの自宅から高級車ベントレーを盗み、その車で早朝4時にハンターとエリザベスの住む邸宅を突撃、警察に通報され、逮捕・起訴されたというものだ。事件直後、エリザベスは「彼には助けが必要」と困惑し、ハンターは「彼は精神的におかしい。怖い」とおびえていたが、米「TMZ」が公開した逮捕時の映像を見て世間は納得。「俺様はコンラッド・マザーファッキング・ヒルトンだ! 忘れんな!」と叫び、暴言を吐きまくる姿が映っていたからだ。
コンラッドは裁判所で行われた罪状認否でも、鬼の形相でFワードを口パクしたかと思ったらウインクしたり声を上げたり、突然ニヤニヤするなど見るからに情緒不安定だった。今回もロバート・シャピロが弁護士として登場し、前歴があるにもかかわらず、9万ドル(約980万円)の保釈金を支払い、父親の保護下に置くことと精神鑑定を受けることを条件に、拘置所から釈放されている。6月末に出廷したときは落ち着きを取り戻し、シャピロ弁護士は「治療もきちんと受けたので、もう大丈夫」とドヤ顔でメディアにアピールした。
なお、この事件はコンラッド単独で行ったのではなく、ウィリアム・ベルという20歳の男も一緒だった。この男の裁判も同時に行われているため、時間がかかっていると見られているが、両者とも無実を主張している。
米「RadarOnline.com」は25日、ロサンゼルス郡上位裁判所でコンラッドとウィリアムの公判が行われたと報じた。シャピロ弁護士は現在ヨーロッパにいるため、公判は延期されたが、同サイトの取材に対して、ロサンゼルス地区検事長ディアン・リヴァールは「有罪判決が下されれば最大で懲役6年の刑を受けることになる」と厳しい口調で言い放った。
もしコンラッドが刑務所行きになれば、パリスの結婚式に影響が出る可能性は大。パリスは「アメリカで1回、ヨーロッパで1回、世界中のみんなと一緒に1回。計3回の結婚式を挙げるつもり」と公言しており、今年中に行う計画を進めている。式には、かつて不仲といわれたキム・カーダシアンとカニエ・ウエスト夫妻も招待すると明かし、「なんて寛大なんだ」と美談として報じられたばかりだが、カニエは現在ツイッターで絶賛メルトダウン中。「どいつもこいつも」と、パリスの心中は穏やかではないだろう。
結婚式に完璧を追い求めているパリスのこと、有罪判決を受けた弟が再び裁判所でメルトダウンして大々的に報じられたりしたら、「主役は自分なのに!」と激怒して式を延期する可能性もあるかもしれない。逆に、弟が服役しているのに、のんきに3回も式を挙げたらイメージダウンにつながるかもしれないし、複雑な心境だろう。
パリスの過去2回の婚約は破局に終わっている。今度こそ彼女が思い描く結婚式を挙げられるよう、祈らずにはいられない。コンラッドについては、6月6日に大まかな判決の目処がつくだろうとみられている。