『正義のセ』は検事ドラマじゃない!? 「一番萎える」と批判が続出した事件解決法とは
4月25日夜10時から第3話が放送される、吉高由里子主演の『正義のセ』(日本テレビ系)。視聴率は初回11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったが、第2話は9.9%と、早くも2桁割れとなった。
同ドラマの主人公・竹村凜々子(吉高)は、横浜地方検察庁港南支部で働く2年目の検事。不器用だが何ごとにも一生懸命な凜々子は、さまざまな事件と向き合い、解決へ導こうと奮闘していく。港南支部には支部長の梅宮(寺脇康文)をはじめ、先輩検事の大塚(三浦翔平)、徳永(塚地武雅)、そして凜々子とバディを組むことになった担当事務官の相原(安田顕)などが在籍。
第2話では、凛々子が初めて殺人事件を担当することになる。殺人事件の被疑者は、夫の義之(大澄賢也)を殴って死亡させた主婦・町田かれん(財前直見)。「夫の暴力から身を守るためだった」と殺意を否認するかれんだが、凛々子たちが調べを進めると、かれんは19歳になる1人娘・まりあ(矢作穂香)の住んでいる場所を知らなかったり、夫以外の男性と頻繁に会っていたりと、怪しい点が次々に浮上。
しかし、まりあを探し出して事情を聞くと、やはりかれんは日常的に義之から暴力を受けていたことが判明。さらにかれんは、まりあが出ていった後、「自分も変わろう」と決意し、1人で生きていこうとしていた。だがそんなある日、離婚を計画していることが義之にバレて暴力を振るわれたため、過剰な反撃に出て殺害してしまったのだ。
「今回の事件は、まりあから感謝を伝える手紙を受け取ったかれんが全てを自供して真相が明らかになりました。すると、人情に訴えかけて事件の真相に辿り着く展開に『急に真実を語りだすとか違和感しかない』『犯人がべらべらしゃべっちゃうとか一番萎えるやつだわ』『これは検事ドラマではないよな』『ただのありきたりな刑事ドラマだね』と、冷ややかな声が続出しています」(芸能ライター)
第3話で凛々子は、結婚詐欺事件を担当することになる。被害者は、婚活パーティーでIT企業の社長・藤堂という男と出会い、結婚の約束までしていた沢井七美(磯山さやか)。ある日「事業のトラブルで金が必要になった」と言われ、資金援助のつもりで藤堂に1,000万円を渡したところ、その日から音信不通になってしまったというのだ。
七美に藤堂と名乗っていた男の本名は、鈴木正夫(三浦貴大)。鈴木は容疑を否認しており、1,000万円は受け取っていないと主張。決定的な証拠がないため逮捕はされず、在宅のまま横浜地検に送致されてきたという。そして鈴木は、事情聴取が始まるやいなや「七美を心から愛していた」と涙ながらに訴えるのだった。
「第3話で凛々子は恋人の優希(大野拓朗)からプロポーズを受けるようです。仕事とプライベートをうまく両立できないでいた凛々子ですが、優希のことは心から愛している様子。しかし第3話にして結婚はまずありえなそうで、どんな展開になるのか注目が集まります」(同)
果たして第3話では、再び視聴率を2桁に戻すことができるだろうか。