部下イジメでウケ狙い、女性客に密着セクハラ……金曜の飲み屋にはびこる“クソ客”の生態
どうも、紫帆です。都内の某飲み屋街で小さなバーを経営している私が、夜毎の営業中に目撃したクソ客・変な客・珍事件について、お話させていただきますね。さて、今宵のお客さまは――
クソにもほどがある! ケチ・セクハラ・つまんないの三拍子リーマン
そのオッサンは1、2回目の来店からいきなり態度がデカく、某大企業の名刺を印籠代わりに「金持ってる」アピールをする50代サラリーマンでした。外見は白髪交じりに眼鏡の普通のおじさんですが、身長がちょっと高くガタイがいいところを見ると、体育会系から来るハラスメント気質があるようです。
飲む酒は毎度、スコッチのシングルモルトをロックでチビチビ飲むスタイル。バー飲みが好きな方ならごく普通の飲み方ではありますが、癖の強いスコッチをオーダーすることで「俺わかってる」感を醸し出そうとしている可能性も否めません。
基本的には部下をいじって笑いものにするか、店員にセクハラする(「おっぱい見せろ」などと言う、体に触る、アフターに誘う等々)しか機能が備わってないご様子。「金ある」発言の割には大した額を使うわけでもなく(ボトルをおねだりしたら無視されました)、趣味、時事ネタなどの世間話はオールスルー。もはや人間として存在している意味がないレベルです。
どうにかしてそのオッサンを撃退しようと思っていたある夜――
オッサンは例によって、仲間内でつまんない話をして居座っています。0時をまわった頃、とある常連のお客さまが女性をお連れになりました。するとそのお連れの女性の、あり得ない至近距離にオッサンがすり寄り始めたのです……!
パーソナルスペースという用語はだいぶ一般的だと思うのですが、果たして彼は知っているのでしょうか? 女性が事態を飲み込めず固まっているのをいいことに、鼻息がかかるような距離で「こういう店よく来るのン?」とかボソボソ話しかけています。
こいつ、マジモンの痴漢だーッ!