カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「Domani」4月号
収入UP、知的&こなれを謳う「Domani」の俗念を浄化する堂本剛の詩的な語り
2018/03/23 19:30
毎号毎号、ここだけ独特な空気を醸し出している連載「堂本剛のなら(ず)もん」。最近の、神々しさ増し増し具合は一体全体どういうことでしょう。どこかの教祖様みたいな黒髪ロングヘアーで、こちらを真っすぐに見据えたショット。副業や金について考えていた自分が恥ずかしい!
「4月号ということで、新年度についてお話しします」と言いつつも、「出発やゴールを決めないとその場にたどり着かないという考え方もなければ、区切りを自ら求めたりもしないからね」「4月だから新しいことを始めなければとも思わないし、新年度を軸に生きていない」と、独特すぎる“新年度”感を語ります。「僕自身、自分の生まれ月の4月は愛犬が天に昇り、感謝と悲しみが滲み出る月。誕生月の1か月前くらいから愛犬が亡くなったことを意識はしていて、親やさまざまなことへありがとうを綴る月」と「4月(新年度)」に対し、さらなる独特な空気で詩的に表現し続けます。堂本剛といえば、金田一一、くらいの印象しかなかったのが恥ずかしい! 金や見栄にまみれた俗っぽい「Domani」にこんな寺社仏閣のような人物がいたとは……。ポスト美輪明宏!?
さ、身を清めたところで次ページの「高島彩のしごと日和、こそだて日和」にて、一気に俗世に戻ってまいりましょう。先月号から「家に帰れば、絶賛イライラ期継続中」と言っておりますが、どうやらトンネルの終わりが見えてきたようですよ。娘の言葉にカウンセリング効果があったとか。それにしても、度々出てくる、ママ友からのLINEネタ。本当にLINEきているのか……? タイミング良すぎない? と、意地悪なことを考えてしまいますね~。さぁ、もう一度堂本さんのページを読んで心を清めましょう!
(白熊春)
最終更新:2018/03/23 19:30