近藤真彦、“8年前の疑惑”について語る……イベントステージに「テゴマス」を残して帰った真意は?
ジャニーズの“長男坊”と呼ばれ、後輩からも恐れられるほどの存在感がある近藤真彦。そんな近藤が、かつてNEWS増田貴久&手越祐也によるユニット「テゴマス」のために自身の出番を削り、「2人に歌う場を与えた」とされるエピソードの“真相”を語った。
2月16日放送の『ザ少年倶楽部プレミアム』(NHK BSプレミアム)では、ジャニーズタレントと共演の多い芸人たちが出演し、「このジャニーズがスゴイ」と感じた出来事をトーク。その中で、増田はテゴマスと近藤が一緒に『神宮外苑花火大会』に出演した際のエピソードを切り出した。増田いわく、当日は花火が打ち上がる前にライブを行うというもので、テゴマスが歌った後に近藤が登場。事前に運営サイドから「アンコールもぜひ、3人でやってくれ」と依頼を受けており、コンサート会社も近藤&テゴマスで歌う演出を考えていたそうだが、「マッチさんは、その全部自分たちのステージが終わった後に、『もうオレはご飯の予定があるから、帰らなきゃいけないんだ』と。『お前ら2人でやれ』と。で、なんかその、ボクらに場を与えてくれて、あえて」(増田)と、現場裏の様子を明かした。
近藤の何気ない優しさが伝わる話に、ゲストのお笑い芸人・スピードワゴンの小沢一敬と、平成ノブシコブシ・吉村崇は「さりげないね」と感激。進行役のますだおかだ・岡田圭右が「なるほど。本当はそんなご飯会はないんですよ。あえてその『テゴマス、お前ら2人の力でやれ』と(伝えた)」と発言すると、増田はうなずいて同調していたのだった。実は近藤とテゴマスは2010年・11年に行われた『神宮外苑花火大会』に参加しているが、当時のファンのレポートを見る限り、増田が挙げた例は10年のエピソードだったよう。テゴマスに続いてステージに登壇した近藤は、花火スタートのカウントダウンを行った後、テゴマスの再出演を予告しつつ、自分は「帰ります」と宣言していたとか。
一方で、『ザ少年倶楽部プレミアム』の放送を受けて、近藤がパーソナリティを担当するラジオ『近藤真彦くるくるマッチ箱』(文化放送、3月13日放送)に、この時の真偽を確かめるお便りが寄せられた。リスナーが前述のトーク内容を要約した上で、「マッチさん、そんなカッコいいことあったんですか?」と質問すると、本人は「食事の予定はないよね」「まぁ、(会場は)出ちゃったよ。出ちゃった」と、アッサリ回答。
近藤といえば、ヤンチャかつ自由奔放な振る舞いで知られているとあって、番組アシスタントの小尾渚沙アナウンサーは、増田の捉え方に思わず疑問を抱いてしまったのだろう。「スゴく美化されてるっていうか、こう……」と率直な感想を漏らし、「え、だってこれ、『食事の予定あるから、お前たちだけでやれよ』って。本当は食事の予定ないけど、(増田たちからすれば)『オレたちに場を与えてくれたんだ』って、スゴく美化されているけど……」と改めて確認。すると、近藤は「そういうこと、そういうこと」と、当日は食事の約束を入れていなかった点については肯定した。
さらに、小尾アナから「でも、絶対予定ありましたよね? 『もういいや』って、『帰りたくなっちゃった~』みたいな感じ?」と掘り下げられたところ、近藤は「オレはね、もう飲んじゃったの、その時に。ビール。全部終わって、花火見ながらビール飲んじゃったの(笑)。それで、まぁまぁ……もうこの2人が出て行けば、スゴい、ファンの人も喜んでたから。『じゃあ、もうオレいいわ』って言って。『え、本当に帰っちゃうんですか?』(と聞かれて)『まぁ、オレも食事ちょっと今日、予定入ってるから。帰るわ』って言って、(アンコール前に)先帰っちゃったの」と、説明。
そして、小尾アナに「じゃあ、予定はなかったけど、別にそのテゴマスのみなさんに、お2人に場を与えて……(というワケではない?)」と、肝心の“後輩に見せ場を譲った”可能性を問われると、近藤は「もういいじゃん、その話! 勘弁してあげてよ、マッチを(笑)!」と恥ずかしそうに受け流し、「そうそうそう、う~ん。そうなんだよね。帰っちゃったんだよ」と、笑いながら振り返っていた。
近藤は「ビール飲んじゃった」と話していたものの、増田が明かしたように、後輩にとっては良き思い出になっていた模様。小尾アナの指摘通り、お酒を飲んで“帰りたくなってしまった”のではなく、実際はわずかでもテゴマスに「チャンスをあげたい」との気持ちがあったことを願いたいものだが……。