サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」中村仁美の“鬼嫁キャラ”が失敗なワケ コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 中村仁美アナ、さまぁ~ず大竹と仕掛ける“鬼嫁キャラ”がまったく成功しそうにない理由 2018/03/08 21:00 女のためのテレビ深読み週報女のための有名人深読み週報 野村克也&サッチーに見る“鬼嫁”キャラの条件 鬼嫁キャラといえば、昨年末に亡くなった野村克也元監督夫人・沙知代さんが思い出されるが、そもそも中村が鬼嫁キャラを名乗るのには、無理があると思う。 4月号の「STORY」(光文社)に“夫を出世させるあげまん風水”なるものが掲載されている。夫を褒めて、ネガティブな言葉は使わない、自分自身もボディークリームをつけていい匂いをさせていろといった、どこかで聞いたことがある、まるでコピペのような話だが、風水に限らず、日本の女性は「男性は立てるもの」と刷り込まれ育つ。しかし、鬼嫁たちはそれをしないどころか、平気で夫を罵り、盾突く。常識で考えれば、このような行動は夫婦不仲につながっていくが、夫は公然と妻への愛を口にし、また夫もどんどん出世していくのだ。 野村元監督と沙知代夫人を例に挙げてみよう。元監督と沙知代夫人が知り合ったとき、両者は不倫の関係だった。元監督が南海ホークスでプレーイング・マネージャーを務めていたとき、球場にやって来ては、仕事にまで口を出す沙知代夫人と球団が衝突。“仕事を取るか沙知代夫人を取るか”と迫られた元監督は、「仕事はいくらでもあるが、沙知代は世界に1人しかいない」と答えて、解任されることに。しかしその後、ヤクルトスワローズの監督に就任し、万年Bクラスだった球団を優勝に導く。つまり、鬼嫁とは「夫にきついこと言っているのに、夫は成功し、愛情表現を惜しまれない」存在なのである。ひょうひょうとしたキャラで売っている大竹が中村に対して、テレビの前で愛情表現をするとは考えにくいだけに、彼女はこうした鬼嫁キャラとしては不完全である。 鬼嫁キャラの必要な要素に“成功”は不可欠。いっそのこと、成功を息子の受験に求めてみたらどうだろう。4人の子どもを全員、東大理三に入学“させた”といわれる佐藤ママのように、中村も子どもを2人とも名門に合格させ、それをキャラにするのだ。夫を“主人”と呼び、立てているふうを装うより、よっぽど中村には向いていると思うのだが。 仁科友里(にしな・ゆり) 1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。 ブログ「もさ子の女たるもの」 前のページ12 最終更新:2018/03/08 21:00 Amazon IPOは野村にきいてみよう。 女性誌は愛され女子特集でサッチーを取り上げるべきだよ 関連記事 青木さやか、離婚理由は“経済格差”発言――男女をめぐる「昭和的刷り込み」の根強さ谷亮子、国民的スターから「嫌いな女」への転落に見る「女性アスリートとテレビ」の無情な関係高橋真麻、非リア充キャラが綻んだ瞬間――カネの話ににじみ出た“セレブなお育ち”酒井法子「負けず嫌い」発言のふてぶてしさ――ベッキーが見習うべき、不祥事タレントの在り方釈由美子、愛犬の死を通して「強くなる」宣言も……彼女を「弱い人間」と思わないワケ 次の記事 Hey!Say!JUMP・知念の発言にファン阿鼻叫喚! >