マンガの効果で売り上げ4倍! レズ風俗経営者が語る、“女性だけの世界”が必要なワケ
――レズっ娘クラブはレズビアンではない女性も利用するとのことですが、女性同士だからこそ安心できるという点もありそうですね。
御坊 そうだと思います。でも、癒やしだけでなく、やはり快感抜きには語れないようですね。おそらく、ウチのキャストは男性よりもテクはあります。レビューに「彼氏とではイケなかったのに初めてイッた」とか「初めて潮を吹いた」といった記述があると、“おめでとう”って思います(笑)。女性同士だからこそ、やってもらってうれしいことがわかるんでしょうね。お店を利用して「扉が開いた」というお客さまもいます。
――ここ最近、セクハラに声を上げる「MeToo運動」や女性専用車両にわざと男性が乗り込む嫌がらせ行為など、女性をめぐる社会問題に関する議論が盛んになっています。また、Twitter上では「女性だけの街があれば安心して暮らせる」という話題が上がったりするような状況の中、女性だけの世界であるレズ風俗は、女性にとって安心できる場所のひとつになっているのではないかと思うのですが、御坊さんはどうお考えですか?
御坊 僕自身は、社会について何も口を挟む必要はないと思っています。そのような思想はなく、完全に店至上主義です。すべてはお店のためです。とはいえ、女性にとっての「安心」「安全」は常に考えているので、女性のみなさんがそう思ってくれる分には、うれしいですね。
――御坊さんがオススメするレズ風俗の楽しみ方は、どういうコースですか?
御坊 レズプレイを楽しめる「ビアンコース」は必須ですが、その前に60分間のデートをオプションでつけられるので、まずはデートをしてから、ホテルに入って90分のビアンコースに移るのがいいと思います。デート中、キャストが緊張をほぐしてくれたり、プレイでどんなことをしたいか、どんなことをされたくないかなど、希望を聞き出してくれます。そうやって話していくうちに、お客さまもリラックスできるので。デートをしてビアンコースに臨むのと、せずに臨むのとでは、全然違うと思います。
――でも、キャストさんからエッチだと思われることを心配するお客さんがいるように、デート中にヒアリングされても、恥ずかしくて答えられないお客さんもいますよね?
御坊 それを聞き出すのがキャストの仕事です。答えにくかったら予約フォームに「キャストへの伝言」という欄があるので、そこに書いていただけるとうれしいです。でも、ベテランのキャストは本当に自然に聞き出すので、さすがだなと思います。
――人気の出るキャストは、どんな素質の方ですか?
御坊 それは働いてみないとわからないです。でも、意識が高い人でないと難しいと思います。うちはHP上のプロフィール写真でキャストの顔出しをしていないし、お客さまとキャストが直接連絡を取り合うこともないので、それぞれが発信しているブログが唯一の営業ツール。お客さまが喜ぶような内容のブログを更新したり、お店全体のことを考えてくれたりするキャストのほうが指名率は高いです。自分のことばかりでなく、ほかのキャストのことも考えてくれるような人。そういうキャストは、「自分が何をしてもらったらうれしいか」と考えるところから入るのだと思います。些細なことでも、やってあげたほうがいいと思ったらやるとか。