自らセックステープを流出させる男! リアリティ番組が生んだ承認欲求モンスターたちはポルノに走る
ダスティン・ダイアモンドは、90年代に大ヒットした人気コメディシリーズ『Saved by the Bell』に子役でレギュラー出演し、人気を博した。だが、成人すると仕事が激減。パロディコメディに出演したり、ジムトレーナーたちが落ち目の肥満セレブを健康的な体形にリメイクする『Celebrity Fit Club』や、落ち目のセレブに共同生活を送らせ、カメラで監視し続ける『Celebrity Big Brother』など、手当たり次第にリアリティ番組に出演した。リアリティ番組に出演して人気が復活するセレブもいるが、ダスティンは外見も性格もインパクトに欠けるため、イマイチ。どうにかして世間の注目を集め「あの人は今」状態から抜け出すために、06年、なんと自らセックステープを制作して流出させる事件を引き起こした。
出世作にちなんで『Screeched – Saved by the Smell』と題してリリースしたセックステープは、女性2人を相手にセックスをするのだが、テンション高く大はしゃぎしながらしゃべりまくるダスティンに、相手女性たちは引き気味。女性のアナルに突っ込んだ指を別の女性に嗅がせて嫌がられるなど見るに堪えない内容で、復活するどころか、大きくイメージダウンしてしまった。
セックステープで期待していたほど稼げなかったダスティンはその後、イメージ回復に必死になり、「セックステープでセックスしている男は、実は俺ではなくスタントマン」などと見え透いた嘘をつき、ますます嫌われるハメに。
14年にはバーで口論となった男性をナイフで刺し、逮捕された。禁錮刑を受けたが、釈放後に違法行為をしたとして16年に再逮捕されるなど、絵に描いたような転落人生を歩んでいる。
番組内の恋人と結婚するも夫がセックステープ公開
数多く制作されている米MTVのリアリティ番組の中でも、1〜2の人気を争う番組『ザ・ヒルズ』(06~10)に出演し、大ブレイクしたのがハイディ・モンタグだ。タレ目のブロンド美女である彼女は、番組の主人公ローレン・コンラッドと対立するヒール役で、でしゃばりで嫌われ者の恋人スペンサー・プラットとのキモいロマンスや、男性誌「PLAYBOY」でヌードを披露するなど、お騒がせっぷりを発揮していた。番組終了後に歌手デビューするも、あまりにも音痴すぎて酷評。1日に10ヵ所を整形して世間をドン引きさせるなどタブロイドを賑わせまくり、『I’m a Celebrity…Get Me Out of Here!』などリアリティ番組に出演した。
スペンサーとは結婚したものの1年後に離婚すると大騒ぎし、スペンサーが「ハイディとのセックステープ」を大手ポルノ配信会社Vivid Entertainmentに売り込み話題になる。「ハイディはすごい。キム・カーダシアンなんてアマチュアだぜ」と得意げだったが、流出したセックステープは下着を着用したままだったり、遠目に撮影していたりと、この上なくつまらないもので、期待に胸を膨らませていた男性たちを激怒させた。
だが、スペンサーは「プレイメイトだったシャノン姉妹のカリッサとハイディがレズセックスしているテープもある」と豪語。カリッサは「確かにヤッたけど、テープを流出させたら訴えてやる」と息巻き、そのセックステープが日の目を見ることはなかった。
ポルノで売っていくのは無理だと理解したのか、ハイディとスペンサーは、リアリティ番組で稼ぐ路線に戻り、夫婦スワップするリアリティ番組『Celebrity Wife Swap』や離婚の危機があるとして『Marriage Boot Camp』などに出演。その後、ハイディが30歳を過ぎたため子作りを開始し、昨年長男が誕生。今度はどんな汚い手を使って金稼ぎをするのだろうと、注目を集めている。