「世界観についていけない」広瀬すず『anone』、唐突なファンタジー描写に呆れた声
2月7日午後10時から第5話が放送される、広瀬すず主演のドラマ『anone』(日本テレビ系)。視聴率は初回9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話7.2%、第3話6.6%、第4話6.4%と下がり続けている。
同ドラマは、幼い頃に施設へ預けられていた子ども・辻沢ハリカ(広瀬)が主人公。少し変わった性格のハリカは、施設で「あなたは“ハズレ”」と呼ばれて虐待を受けていた。現在は身寄りがないため、清掃のアルバイトをしながらネットカフェで暮らし、空いた時間には更生施設で共に過ごした紙野彦星(清水尋也)と、スマホのチャットで話す日々を送っている。
第4話では、誘拐されたハリカを救うために、亜乃音(田中裕子)が犯人に渡した身代金1000万円を横取りして消えた謎の女・るい子(小林聡美)の素性が明らかに。ハリカは1000万円を取り戻すべく、るい子と行動を共にしていた舵(阿部サダヲ)と共に、彼女へ会いに行くことにした。
無事にるい子に会えた2人だが、同時に彼女の抱える闇を知る。るい子は姑や息子から虐げられ、現在は1人でアパート暮らしをしているというのだ。しかし、るい子にはもう1人娘がいる。それは、高校生の頃に流産した娘・アオバ。アオバは実体がなく幽霊のようなものだが、るい子にはハッキリと見えており、アオバと会話をしたり、手を重ねたりする描写も。るい子にとっては、アオバは自我がある普通の人間のように見えていたのだ。
「今回登場した幽霊キャラクターは、視聴者からの評判があまりよくないようです。ただでさえ、ストーリーの軸がわからないと思われているところに、ファンタジー演出まで加わったため、『幽霊出てもポカーンだわ』『もうこのドラマがわからない……』『現実的なのか、非現実的なのかどっちなの』『世界観についていけません』といった声が上がっています」(芸能ライター)
第5話では、元・林田印刷所の従業員である理市(瑛太)が、亜乃音の娘・玲(江口のりこ)と結婚の約束をしながら、妻・結季(鈴木杏)と娘と3人で暮らしている二重生活が明らかに。また、過去に暗い影を抱える理市は、秘密の別宅で、なにやらニセ札作りを研究しているようだ。
一方で亜乃音の元には、るい子が舵と共に謝罪に訪れる。亜乃音は行き場のない2人を受け入れ、ハリカも含めた4人の奇妙な共同生活がスタート。しかし、そんな中ハリカは、彦星が集中治療室に入っていることを知るのだった。
「登場人物のそれぞれが心に闇を抱えている『anone』ですが、これまでの話で、るい子と舵の闇が解消。ここからは理市の闇が明らかになっていくようです」(同)
果たして理市の抱えている闇とは何なのか。注目の展開となりそうだ。