元NHK・登坂アナ、「セクハラ麿」は周知の事実!? “第二のショーンK”寸前も余裕なフジの思惑
“麿”という愛称で親しまれ、人気を博した元NHKアナウンサーの登坂淳一が、第二の人生を歩み出す直前に、セクハラスキャンダルに見舞われた。1月25日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、登坂アナがNHK在籍時に新人女性キャスターへセクハラを行い、告訴される寸前の事態に陥っていたと報じたのだ。
NHKの東京本局に在籍していた頃には、女性ファンも多かったが、地方支局を転々とし、最終的には閑職に追い込まれていたという登坂アナ。今月15日には、NHKを退職して大手芸能事務所のホリプロに所属すること、また4月からフジテレビ系情報番組『プライムニュース』のメインキャスターを務めることが発表されていた。
「しかし、この時点でマスコミ関係者の間では、『きちんと身辺調査をしたのか?』という疑問の声があふれ返っていました。札幌支局でのセクハラ疑惑は、2015年にも一部で報じられていたし、NHK関係者の間では、触れ回ることこそしないものの、“麿のセクハラ行為”は周知の事実という認識。いくら看板キャスターがほしいとはいえ、フジのゴーサインは自殺行為としか思えませんでした」(週刊誌記者)
「文春」では、登坂アナだけでなく、ホリプロやフジにも取材を行っているが、いずれもセクハラ疑惑については否定、もしくは回答拒否となっている。
「本来なら危機的状況にもかかわらず、フジもホリプロもどこか余裕すら感じられる、と記者内では話題です。双方とも、登坂アナが降板するまでには至らないという確信があるのか、と逆に勘ぐってしまう。ただでさえフジは、番組キャスターが決定していたにもかかわらず『文春』の報道で経歴詐称を暴かれ、番組スタート直前に降板した、ショーンKという“苦い過去”がありますからね」(同)
被害者とされる女性キャスターは、代理人弁護士を通じて登坂アナのセクハラ被害について「ご指摘の事案については確かにありました」と回答している。
“爆弾”を抱えた船頭を用意したところ、案の定爆発したという“想定内”すぎる展開となった、フジの登坂アナキャスター抜擢。果たしてマスコミ各社が期待する、セクハラ報道をも覆す“秘策”を、フジは持ち合わせているのだろうか。