「取材させる気ないのか!」嵐、『紅白』リハでマスコミから大ブーイング食らった舞台裏
TOKIO、嵐、関ジャニ∞、Hey!Say!JUMP、Sexy Zoneという5組のジャニーズグループが出場を果たした、2017年の『NHK紅白歌合戦』。今回、Hey!Say!JUMPが初出場を決めたものの、V6、KinKi Kidsの出場が途絶えたため、前年に比べるとジャニーズ枠は“1枠減”となった。そんなジャニーズ勢は放送に先駆けて行われたリハーサルにおいて、報道陣を前にした取材に対応。マスコミ関係者の間では、あるジャニーズグループが見せた対応力に絶賛の声が飛び交ったという。
Hey!Say!JUMPは、初出場とはいえ、山田涼介、知念侑李は過去に「NYC」として出演済み。グループとしても大型音楽番組に多数出演しているからか、「初『紅白』なのに、それほどやる気が感じられなかった」(週刊誌記者)という。
「関ジャニ∞もJUMPと同様、気張ってみせる様子はなく、一部メンバーなどは、カメラが回ってないときだと、ずっとポケットに手を突っ込みっぱなし。受け答えもボソボソ声だったりと、いい印象は受けませんでした。Sexy Zoneは、記者たち一人ひとりに頭を下げるなど、丁寧な態度で好印象でしたが、質疑応答は真面目な優等生そのもので、面白みに欠けていた。この3組の出番が、そろってリハ初日の朝イチだったため、現場のテンションはやや下がってしまいましたね」(同)
それでも、小島瑠璃子との熱愛報道後、初の公の場となった村上信五には注目が集まったという。
「関ジャニ∞の囲み取材終了後、記者から小島に関する質問が飛び出しました。しかしよく見ると、声がけしたのはスポーツ紙のジャニーズ担当記者のみ。また現場を退出する順番も、村上は直撃しやすい一番最後だっただけに、“仕込み”としか思えない一幕でしたね。おそらく以前から、ジャニーズサイドと御用達スポーツ紙の間で『村上に質問する機会を作る』という話し合いがあり、このタイミングで実現したのでしょう」(ウェブサイト記者)
そしてリハ初日の終盤、突如マスコミの前に姿を見せたのが、嵐だったという。
「もともと配布されたスケジュール用紙に、嵐の取材の記載はなかったのですが、呼び込みもほぼなく、突然撮影と囲み取材が始まった。リハ開始から11時間以上経過しており、すでに半数近くのメディアが退出済みだったため、『嵐は取材させる気がないのか』という愚痴も聞かれました。しかし一部のジャニーズと懇意にしているメディアには、関係者から『囲み取材は今日する予定』だとこっそり教えてもらっていたそう。ジャニーズサイドとしては、どうでもいいメディアを排除したかったのかもしれません」(同)
ジャニーズ勢に対して、やや批判的な声が多い中で、満を持して登場したTOKIOは、「ジャニーズどころか、全出演歌手を含めても、マスコミ対応のMVPだった」(音楽誌記者)という声が。
「松岡昌宏は、登場するなり『Cさんじゃないですか!』と、恒例の“ジャニーズ幹部イジり”を始め、初っ端からマスコミの笑いをかっさらいました。その後は、城島茂の衣装が“大御所すぎる”などとメンバー内で突っ込み合戦が始まり、山口達也は、“離婚した妻に慰謝料を払っている”と赤裸々な発言を投下。自分たちが『紅白』の司会をすることについて、『一生ないんじゃない?』と長瀬智也がいえば、国分太一は『ずっと嵐でグルグル回ってるよね』と自虐風コメントで返し、松岡が『中居(正広)さんから飛んで嵐に』とのこと。現場では、なんとなく『元SMAP』に関してタブー視する向きがあり、一瞬空気が固まったものの、松岡は瞬時に察して再び“Cさんイジり”を再開。長瀬がそれに続いて『Cさんテカリ始めてる!』とイジってみせたりと、爆笑続きでした」(同)
会見終了後、現場記者からは「やっぱり若手と40代じゃ対応力が違うね」と、TOKIOを称賛する声が多数上がっていたとか。TOKIOのマスコミ対応力を上回るグループは、今後現れるのだろうか。