カルチャー
結婚情報サービス担当者と専門誌編集長に聞いた!

“自衛隊員の妻”になりたい女性が増加中!? 出会い方、人気の秘密……自衛官との婚活事情

2018/01/08 17:00

「MAMOR」 2018年 02 月号(扶桑社)

 婚活の方法は、婚活サービスだけではない。防衛省公式の月刊誌「MAMOR」(扶桑社)では「マモルの婚活」という企画が好評だという。同企画は2009年にスタートし、未来のパートナーを探している独身自衛官を毎月3名(陸・海・空の自衛隊から各1名)紹介している。近年は「マモルの婚活」で自衛隊員との出会いの機会をつかみたいという理由で購読する女性が増えているそうだ。同企画を担当する高久裕編集長によると、過去最高で約80通の応募が殺到した自衛官や、実際に同企画で出会って結婚したカップルも多数いるという。

「13年2月号では、マモルの婚活で結ばれた7カップルを紹介し、そのうちの1カップルの結婚式を取材して巻頭特集で紹介しました。最新号(18年1月号)でも、3組の成婚カップルを誌面で紹介しています」

 毎月紹介される自衛隊員は本気で結婚相手を探している。真剣勝負なのだ。各隊員への質問項目もかなり細かく、「どれくらい付き合ってから結婚したい?」「子どもは何人くらい欲しい?」「初めて交際したのはいつ?」など、リアリティのある質問が20問並んでいる。

「企画をスタートしたときと比べて現在では、積極的な女性が増えたような気がします。3人全員に応募してくる方、毎号応募してくる方など。『マモルの婚活』の連載が始まった頃、いくつかの書店の店員さんから、『若い女性の購入が増えている』と聞きました。読者からのお便りで、『婚活が載っていたので初めて購入しました』というコメントをいただく機会も増えましたね」

 「マモルの婚活」で出会いを希望する女性が自衛隊員に連絡を取る手段は、なんと手紙! メールやLINEなどではないところが自衛隊らしいのかも。ともあれ応募するには、まず手紙の書き方から学んでおくのがよさそう。「拝啓」に始まり、時候の挨拶、そして最後は「敬具」をお忘れなく。
(加藤久美子)

最終更新:2018/01/08 17:00
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