『わろてんか』唐突な“恋愛要素”に、 「キュンときた」「狙ってる感が腹立つ」と賛否の声
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!
『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、2人で寄席「風鳥亭」を経営、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。
■12月23日(土)/72話~12月28日(木)/76話
72話では、なんでもありの芸人派閥・オチャラケ派の大元・寺ギン(兵動大樹)の策略によって多数の芸人が出演できなくなり、風鳥亭は大ピンチに陥る。しかし、オチャラケ派の芸人たちが風鳥亭で雇ってほしいと直談判に来たことで立場は逆転。さらにオチャラケ派と手を組んだと思われていた伝統派の看板落語家・文鳥(笹野高史)が、伝統派も風鳥亭で面倒を見てほしいと告げるのだった。エピソードは大団円で幕を閉じ、視聴者からは「これで最終回でいいんじゃないの? 年末だし」「これ以上ダラダラと物語が続くなら、一番面白いここで終わった方がいいと思う」といった声が続出。
芸人200人以上、傘下の寄席を15軒も抱える大所帯となった風鳥亭の姿からスタートした73話。風鳥亭を経営する「北村笑店」の将来を見据え、新しい演目を探していた藤吉は、番頭の風太(濱田岳)が見つけてきた安来節(どじょうすくいの踊りを伴う島根県安来地方の民謡)に関心を持ち、急いで安来へ。さらに、藤吉から大至急お金を持って来いと電話で呼ばれたてんも、あわてて現地に出向く。
74話で安来節の踊り子選考会を開いた藤吉は、都(大後寿々花)をはじめとした優秀な娘たち4人を選び、大阪に連れて行く。そして、彼女たちのために女子寮を作り、4人を自分の子どものように育てようと決意するのだった。
娘たちが「乙女組」と名付けられた75話。高座に出るための稽古が始まったものの、全員の息はバラバラで、業を煮やした風太が、娘たちの監督役を買って出る。一方、てんは息子の隼也(南岐佐)が友達にけがをさせたと学校に呼び出された。
76話で、乙女組の息は相変わらず合わない。上昇志向の強いなつ(畦田ひとみ)のソリが合わず悩んだ、のんびりとした性格のとわ(辻凪子)が姿を消してしまう。一方では、人間関係に動きが見られたシーンが続出。家を出ようとしてぶつかりそうになったてんを抱きとめる実業家の栞(高橋一生)や、藤吉に抱きつきキスを仕掛ける女優のリリコ(広瀬アリス)、北村笑店の会計庶務担当・トキ(徳永えり)の手を握り、話があると迫る芸人のキース(大野拓朗)の姿に、視聴者は「栞様とてんちゃんのハグは、まじキュンときた!!」「最近キースを演じる大野拓朗くんのイケメン具合が押し出されてるのとても良い」「やばい! 続きが気になるよ~!」と大興奮のよう。しかし一方で、「急に入ったこの恋愛ターンいる?」「本筋の話に関係ないし、視聴者ウケ狙ってる感が腹立つ」といった声も上がっていた。
『わろてんか』は76話が年内最後の放送。気になるシーンでの年越しに、視聴者はヤキモキさせられそうだ。