サイ女の朝ドラ通信

『わろてんか』松坂桃李演じる“ダメ夫”に、「描き方が的確」「むしろすごい」と感心の声

2017/12/01 14:55
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『わろてんか』(NHK)公式サイトより

ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!

『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。

■11月25日(土)/48話~12月1日(金)/53話
 48話では、てんと藤吉が経営する寄席・風鳥亭の1周年と、2人の結納の様子が描かれた。さらに藤吉の母・啄子(鈴木京香)が、アメリカに住む知り合いと商売を始めるために渡米する。

 風鳥亭開業から4年が過ぎた49話では、てんと藤吉の長男・隼也が1歳に。てんは子育てと仕事の忙しい毎日を送っていた。しかし、藤吉は寄席経営にかかりきりで留守が多く、さらにもう1軒寄席を増やすと言い出す。

 50話では、てんの元を幼馴染・風太(濱田岳)が訪れる。風太は、藤吉がてんの料理を酔って台無しにし、さらに隼也の節句の兜を買い忘れたことに激怒。この様子に視聴者から「藤吉がただのダメ夫すぎる」「愛すべきダメ夫じゃない、ただのダメ夫は朝ドラにいらないと思う」「藤吉になんの魅力もないんだけど……」といった厳しい声が上がった。


 藤吉の幼馴染で、東京で大人気となった芸人仲間のリリコ(広瀬アリス)が、突然関西に戻ってくるシーンからスタートした51話。ある日、てんから子守りを頼まれた藤吉が少し目を離した隙に、隼也の姿が消えてしまう。てんたちは「誘拐か」と慌てるが、リリコが隼也の面倒を見ていたのだった。さらに藤吉は、てんに断りもせず勝手にリリコに隼也の世話を頼む。

 52話では、藤吉が芸人たちに渡す給金を強引に金庫から持ち出したことで、ついにてんの堪忍袋の緒が切れる。反省する様子もない藤吉に、てんは一切話さなくなるのだった。

 人を介してしか藤吉と話さない、てんの姿からスタートした53話。藤吉は栞(高橋一生)の元で、「女は母親になると強くなって面倒」「(栞には)結婚してないからわからない」と愚痴をこぼす。視聴者は、週頭から続く藤吉のダメ夫っぷりに「藤吉が体を張って、『男として、夫として、父親として、やってはいけないこと』を皆に布教してくれているのではと思えてきた」「今日もダメ男の描き方が的確で素晴らしい」「天然通り越して“地雷踏み抜き機”みたいになってる。むしろすごい」と呆れを通り越して、感心してしまっているよう。

 ラストでは、風鳥亭に高い金額で芸人を派遣している寺ギン(兵動大樹)の元で働き始めた風太が登場。てんと藤吉の夫婦喧嘩の決着や風太の行動など、次回も見逃せない展開になりそうだ。


最終更新:2017/12/01 14:55
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