海外
セクハラ、レイプ告発が止まらない

「俺と結婚するかもしれないじゃん」ニック・カーター、全盛期のレイプ事件を告発される

2017/11/24 20:06

 のちに、彼女はレイプした男と同じマネジャーと契約を結ぶことになり、ソロアーティストとして活動を開始。敏腕マネジャーだったので、キャリアのためにも断るという選択はなかったという。同じマネジャーだったため、レイプ男とのデュエット曲をつくる羽目になり、レコーディングは別々で顔を合わせずに済んだが、何も知らないマネジャーは、彼女のブレークにつながるようにと、レイプ男と一緒にステージでデュエットする仕事を入れた。マネジャーはレイプ男と家族のような大親友であったため、真実を語って「嫌だ」と言うこともできなかったそうだ。その後このマネジメント形態は、あのレイプ男の狙いだったのだと悟り、彼女は怒りに駆られた。

 メリッサは「バックステージで対面した彼は、私の冷たい態度にイラついていました。『調子はどう?』と聞かれたので、『いいですよ。付き合っている人ができた』と告げました。私にその気がまったくないと悟った彼は、明らかに動揺。そして『さっさと終わらしちまおうぜ』と吐き捨てるように言い、私たちはステージに向かいました」と綴り、「司会者はこう言いました。『みなさん、メリッサ・シューマンと、バックストリート・ボーイズのニック・カーターです!』」と、ここで彼女をレイプした男がニックであることを暴露したのだ。

 パフォーマンス直後、マネジャーは2人を絶賛し、メジャーレーベルとの契約も近日中だと言ったが、その後話は立ち消えになる。あれほど彼女をプッシュしていたマネジャーは興味をなくしたようで、「ニックの仕業に違いない」と彼女は推測。歌手でいることに嫌気が差し、歌うことをやめたそうだ。

 この事件があった後、セラピーを受け、家族や友人らにも打ち明けたものの、これまで公にすることはなかった。今回、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラが暴露され、女優たちが次々と告発を始めたことで、周囲から「あなたも告発すべき」だと勧められたが、彼女は最初「ノー」と言い続けたという。長年かけてやっと立ち直れたのに、またあのトラウマを掘り返すなんて耐えられないと思ったからだ。「もし、ほかに誰かニックにレイプされたって被害者が出てきたら、それをバックアップする意味で告発する」とだけ心に決め、何事もないようにと願っていた。

 しかし10月30日、メリッサは大手ゴシップ芸能サイト「RadarOnline」で「ニック・カーターが、ホームパーティーで20歳のファンに性的暴行を加えた容疑で捜査を受けていた」という見出しの記事を発見。そして、その記事のコメント欄にあった「嘘つき女」という書き込みも読んだ。そして心に決めていた通り、告発に踏み切ったというわけだ。

 メリッサの存在は忘れかけられていたため、ブログエントリーはまったく話題にならなかったが、21日に大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」が、この告発を紹介。ネット上は「18歳で酒を飲むなんて。酒は飲むけど、処女は守るって変」「今だったら、セクハラ告発は全部クロって見られる。だから今なんでしょ」というメリッサへの批判的な意見、一方、「ニックは当時調子に乗っていたから、いかにもやりそう」「『何人と寝た』とかカウントしてそう」「世界中の女子からキャーキャー言われている彼からしたら、イヤイヤ言われても、最後までやるでしょ」とニックのヤリチンぶりを指摘する意見、さらには「ニックってゲイじゃなかった?」と混乱する声などが上がり、お祭り騒ぎとなっている。

 メリッサは「怒ったニックが怖かった」と書いていたが、これはよくわかる。06年に放送された、カーター家の日常をカメラが追うリアリティ番組『House of Carters』で、ニックは弟のアーロンにブチ切れる姿を映されている。これが相当怖かったのだ。自分より背が低く、線も細いアーロンを突き飛ばして罵声を浴びせる姿に、姉妹たちは真っ青になりドン引き。そもそもアーロンにムカついている訳も「俺がパリスと別れた翌日、俺の車でパリスと出かけて、彼女がにっこり笑ってる写真を撮りやがった!」という女絡みだった。

 ニックは、メリッサの告発も、「RadarOnline」が報じた20歳のファンへのレイプ疑惑についても「事実無根」と否定。「メリッサのことは、公私ともに応援してきた。彼女がやりたがらないことを強要した事実はない。すべて合意の上だった」「20年近くたった今、初めてこんな告発を聞いた」とショックだと語り、メリッサの告発を全力で否定している。

 今回の告発に対する、ネットユーザーの意見を見ると、「当時22歳の世界的アイドルが、パッとしない4歳年下のアイドルをレイプするか?」と疑問を抱く声が多い。セクハラやレイプ告発は勇気がいることだけに、応援すべきだという風潮はあるものの、メリッサのケースは、世間が想像して義憤に駆られやすい「キモいメタボの権力者に、女性が脅されながら無理やり押し倒される」という構図ではない。なお、当然のように、バックストリート・ボーイズのファンは怒り狂っている。

 今後、この件がどういう展開を見せるのか。見守っていきたい。

最終更新:2017/11/24 20:06
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