『陸王』演技派の中に混じった小籔千豊に「滑舌悪すぎ」「浮いている」と酷評の嵐
10月29日午後9時から第3話が放送される、池井戸潤原作の役所広司主演ドラマ『陸王』(TBS系)。視聴率は初回14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話14.0%で、好スタートを切っている。
同ドラマの主人公・宮沢紘一(役所)は、老舗足袋業者「こはぜ屋」の四代目社長として日々奮闘していたが、年々先細る足袋の需要から資金繰りに悩んでいた。そこで新規事業への参入を考え、足袋製造でこれまで培った技術が活かせる、“裸足感覚”を追求したランニングシューズ「陸王」の開発を始める。
第2話で宮沢は、「陸王」の耐久性を上げるべく、繭で作られた特殊素材「シルクレイ」に目をつける。早速、特許を持つ飯山(寺尾聰)に会いにいくことにしたが、すでに彼の元には大手企業が訪れて取り引きをしており、とても「こはぜ屋」が対抗できるような状況にはなかった。
一方、前回のマラソン大会で怪我をしてリハビリ中の実業団ランナー・茂木(竹内涼真)は、スポンサーだったスポーツ用品メーカー・アトランティス社の佐山(小籔千豊)から、契約打ち切りの話を切り出されていた。怪我をした途端に見捨てられた茂木は、自暴自棄になるものの、ここでようやく「こはぜ屋」から送られた「陸王」の試作品を履いてみるのだった。
「役所と寺尾のかけ合いや竹内の涙など、俳優たちの熱のこもった演技が光っていた第2話ですが、それだけに芸人・小藪の演技が浮いていたとの指摘が多数上がっています。ネット上には『演技派だらけの中に小藪はキツいわ』『小藪の滑舌が悪すぎて、何言ってるかわからん』『小藪だけ、そのままの小藪じゃん』といった声が続出しているんです」(芸能ライター)
第3話では、宮沢の懸命な説得によって「シルクレイ」を使用できることになった「陸王」開発チームに、飯山が加わることに。
一方、「陸王」の試作品を履いた茂木は、その履き心地に初めは満足していたものの、走るうちにソールの不安定さが露呈し、気を落とす。一方で宮沢は、「新しい『陸王』を一番最初に履いていただきたいんです、待っていてください」と懇願し、「陸王」の完成に力を注ぐ。
「第1話で大不評だったBGM、女性ボーカルグループ『Little Glee Monster』による平原綾香の楽曲『Jupiter』のカバーが、第2話でも、盛り上がりのピーク時に流れてブーイングを浴びていました。第3話でもまた同曲が流れるとなると、視聴者の怒りが爆発してしまうかもしれません」(同)
内容はおおむね好評で、視聴率も高い水準を保っている『陸王』。このまま好調を維持できるのか、注目だ。