日テレ人気番組、“無名タレント”続々出演の「謎キャスティング」! 関係者の呆れた声
好調続く日本テレビ。午前6時から深夜12時までの全日(ぜんにち)帯は、202週連続1位と民放最長記録を更新中だ。しかし、そんな日テレには今、ある異常事態が起きている。
「不可解なキャスティングが横行しているんです。例えば、10月24日に放送された『火曜サプライズ』には、無名の演歌歌手がシレッと登場して、翌日に発売されるファーストアルバムを告知してました」(芸能ライター)
歌手の名は“丘みどり”。司会のウエンツ瑛士など出演者は、彼女と初対面であるはずなのに、さも今まで知っているかのように接し、視聴者を置き去りにした。
さらに9月22日の『沸騰ワード10』に登場したのは、高橋ひかる。そう言われてピンと来ない人の方が多いだろう。2014年、オスカープロモーション主催の「第14回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞した若手女優だ。
「番組では、新大久保で激辛料理を食べまくる彼女を密着していました。その放送時間はなんと約20分という長尺。さらに高橋は、10月19日の『秘密のケンミンSHOWダウンタウンDX超豪華3時間合体SP』の『ケンミンSHOW』パートにも出演。山形・あき竹城、福島・梅沢富美男、群馬・井森美幸、大阪・西川きよしら有名どころが居並ぶ中、滋賀出身タレントとして登場。当然、SNS上では『滋賀、高橋ひかるって誰だ?』などとつぶやかれていました」(同)
しかも翌20日の『沸騰ワード10』には、高橋と同じオスカー所属で、今年の「国民的美少女グランプリ」を獲得した井本彩花という女性が出演。マグロの赤身しか食べない偏食ぶりを10分以上も密着取材されていた。
「オスカーとしてはポスト・武井咲を育てたいんでしょうが、日テレの人気番組ばかりを狙ったように出演させてたら視聴者に不満が募るのは時間の問題。絶好調だったフジテレビが不振に陥った一因も、こうした大手芸能事務所とのズブズブなキャスティング関係にあったといわれてるだけに、同じ轍を踏まないようにしてもらいたいですね」(キー局デスク)
最後に、日テレと芸能プロダクションの“グレーな関係”を示す実例を紹介しよう。
「ブルゾンちえみが走った今年の『24時間テレビ 愛は地球を救う』チャリティマラソンでのことですが、ある休憩所に、歴代ランナーのはるな愛から差し入れとしてお好み焼きが届いたんです。ただ、タイミングが悪く本来なら無理にオンエアに乗せなくてもいいのに、これを映すよう上層部から指令があったんだそう。スタッフは、それに違和感を覚えたそうで、はるなサイドと取り引きでもあったのかといわれてます」(同)
どうやらはるな側からの日テレへの金銭供与が疑われているようだが、真相は定かではない。しかし、絶好調の同局だけに、何かと「露出」を頼む人間が多いことだけは明言できよう。いずれにしても日テレが、かつてのフジのように、「裸の王様」にならないことを祈るばかりだ。
(村上春虎)