サイゾーウーマンカルチャーマンガ少女マンガ家の世界はドロドロ!? カルチャー “男性編集者”をめぐるトラブルも 少女マンガ家の世界はドロドロ!? 「美人かブスかで大揉め」「枕営業のウワサ」が勃発する裏側 2017/10/29 19:00 マンガカルチャー 「りぼん」11月号(集英社)/「なかよし」11月号(講談社)/「ちゃおデラックス」11月号(小学館)/「花とゆめ」10月20日号(白泉社) 思春期の男女の甘酸っぱい恋愛ストーリーや、女子同士の友情物語、夢に向かってひた走る少女の姿を描いた作品など、多くの女の子たちに夢を与え続けている少女マンガ家たち。“女の園”であるこの業界は、一見華やかだが、実態は「ドロドロしている」という声も少なくない。有名マンガ誌に作品が掲載されても、人気が出なければ切り捨てられていく過酷な世界だけに、熾烈な競争が繰り広げられるのは当然だろうが、「女の集団という点で、いろいろと厄介な揉め事が多いんですよ」と、とある出版関係者Aさんはため息を吐く。今回は、少女マンガ家界をよく知る人たちに、知られざる業界ウラ話を聞いた。 ■あのマンガ家は「美人かブスか」で大盛り上がり まず、話を聞かせてくれたのが、少女マンガ家を目指しているとある20代女性Bさん。数年にわたって有名誌にマンガを投稿し続け、現在はデビューに向けて、編集者に作品を見てもらっている段階だという。そんなBさんは、少女マンガ家界の“美醜問題”の根深さに興味しんしんのようだ。 「少女マンガ家って、ほかの作家の容姿の良し悪しをすごくチェックしているんです。私がよく見ている少女マンガ家に関するネット掲示板は、編集部の内部事情が語られるなど、恐らく関係者が集まっているんですが、やれあの作家が美人だブスだと大盛り上がりしていますよ。例えば、TwitterなどのSNSで、美容に関するツイートをしている少女マンガ家が監視の対象になっていて、『美人作家気取りだけど大したことない』『○○の顔を見たくてイベントに行ってきた。全然美人じゃなかった』などといったやり取りがされていたり、ある作家について『あの子は顔の可愛さで人気を得てるだけ』なんて恨み節のような書き込みもありますね。みんな本性をむき出しにしているから、面白いんですよ。男性のマンガ家さんにはあまりないことなのではないでしょうか」 作品の面白さと、作家自身の美醜は別問題にもかかわらず、なぜ関係者の間で取り沙汰されてしまうのか。その理由について、前出の出版関係者Aさんは、「少女マンガ誌の男性編集者」の存在を指摘する。 「少女マンガ誌の編集部は、ほとんどが女性なのですが、男性もいることにはいます。作家の間では、どうやら『男性編集に推されると、作品を雑誌のいい位置に載せてもらえる』といわれているらしく、『とにかく男性編集に気に入ってもらわなければ』といった意識が芽生えるようなんです。そこで、作品の良し悪しではなく、“ルックス”が着目されてしまうというわけです」 Aさんの弁について、Bさんも「そういった話はよく聞きます」と同意する。 「男性編集さんって、女性編集さんより、多くのマンガ家やそのたまごを抱えているイメージがあります。敵が多いからこそ、気に入られるために必死になるんです。デビュー前の子たちの間でよく話題に上がるのが、『○○さんが、編集の●●さんに飲みにつれて行ってもらったらしいよ』という話。自らTwitterで自慢する子もいて、そういうのを目にすると、やっぱりイライラしますね。そこで、『あの子は可愛いから、飲みに誘われたんじゃない?』『作品は面白くないみたいだよ』『もしかして、枕営業してるかもね』なんて話が出てきてしまうんです」(Bさん) 次のページ 男性編集にガチ恋してしまうケースも 12次のページ Amazon あこがれの、少女まんが家に会いにいく。 関連記事 「りぼん」のアイドルだった種村有菜は、なぜ“炎上少女マンガ家”になったのか?『東京タラレバ娘』で“説教芸”に興じる東村アキコは、愚かなお笑い芸人のようだ東村アキコ『ヒモザイル』休載! 関係者が語る、少女漫画家が炎上に弱い理由『子宮の中の人たち』作者・EMI、ニコ生“過激配信者”の過去と幼児虐待疑惑で大荒れ人気コミックエッセイ『ヤンデレ夫婦』の子どもは“妄想”!? 「実録」騙るも強まる疑惑 その他の作品を読む