小泉今日子『監獄のお姫さま』初回9.6%! クドカン脚本に「空回り」「寒い」と酷評続出
小泉今日子が主演を務める連続ドラマ『監獄のお姫さま』(TBS系)の第1話が10月17日に放送され、視聴率が9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。小泉にとって、実に16年ぶりのTBSドラマ主演作だったが、視聴者からは「空回りなドラマだった。期待しすぎてしまったかな」といった声が上がっている。
同ドラマは、罪を犯して刑務所に服役していた女たちと1人の元女刑務官が結託をして、ある男に復讐をするという犯罪エンターテインメント。小泉だけでなく、満島ひかり、菅野美穂、夏帆、坂井真紀、森下愛子、伊勢谷友介といった豪華女優・俳優が集結し、さらには脚本を担当をするのが宮藤官九郎とあって放送前から注目を集めていた。
「第1話では、馬場カヨ(小泉)ら元女性囚人たちが板橋吾郎(伊勢谷)の息子を誘拐しようするものの、違う子を連れてきてしまいパニックに。その後、計画を立てた復讐ノートを見て、どうにか立て直そうとする……といった物語が展開されました。“おばさん犯罪エンターテインメント”と銘打っているだけに、コミカルな仕上がりで『最初はよくわかんなかったけど、終盤は面白かった』『小泉今日子と菅野美穂と満島ひかりが一緒に出てるドラマってだけで豪華だし、飽きずに見ていられる』などの好評の声が上がっています。しかし、『面白そうかなと思って見てみたけど、期待はずれだった……』『クドカンにしては、少し掴みが弱い内容だった気がする』『薄っぺらく感じてしまった』といった不満の声も続出。TBSは、『あまちゃん』(NHK)以来となる小泉と宮藤のタッグ、伊勢谷が民放連ドラ初出演と積極的に宣伝していたので、視聴者の期待値を上げすぎてしまったのかもしれません」(芸能ライター)
第1話終了後は「だんだん面白くなっていくのかな?」など、第2話以降に期待する声も上がっている。しかし、視聴率は1ケタスタートとなってしまった。
「TBS系火曜午後10時といえば、昨年放送の『逃げるは恥だが役に立つ』の大ヒット以降、人気作品が続いている枠。今年1月期の『カルテット』は初回9.8%、4月期放送の『あなたのことはそれほど』は初回11.1%、前クールの『カンナさーん!』は初回12.0%を獲得していたのですが、『監獄のお姫さま』は今年放送された同枠の初回視聴率でワーストを記録してしまいました。放送後は『内容がゴチャゴチャしすぎ』『クドカンと知らずに見たけど、正直“寒い脚本”でした』『初回の割に、ちょっと構成を捻りすぎてわかりにくくなったかな』といった感想が多く聞かれます」(同)
主演級の女優が集結したにもかかわらず、視聴率が振るわなかった『監獄のお姫さま』。第2話では女子刑務所に収監されていた過去が描かれるようだが、視聴者は話のテンポについていくことができるのだろうか。