ジャッキー・チェン娘、自殺未遂の末にレズビアンをカミングアウト……彼女とのラブラブ写真公開
こうしたエレインの態度もあって、ジャッキーから「過ち」だと言われ、「ビタ一文払わない」とないがしろにされているエッタがかわいそうだと、世間は激しく同情した。父親としてまったく育児に関わろうとしないジャッキーの無責任さに、落胆する声も上がった。その一方で、「妻と息子との暮らしを守りたいのは当然だろう」とジャッキーを擁護する声も出ていた。
しかし、ジャッキーは、妻で台湾人女優のジョアン・リンについても「妊娠は事故だった」という発言をしている。これは15年にジャッキーがインタビューで明かしたもので、「彼女と結婚するなんて思ってもいなかったけど、妊娠しちゃったから。結婚しなければいけないと、強要されたような気持ちになって」と語っているのだ。
ひどくがっかりさせられる発言だが、それでもジャッキーはジョアンが産んだ現在34歳の長男、ジェイシー・チャンのことはかわいがっている。俳優としてはパッとせず、14年に北京の自宅マンションから大麻が発見され逮捕された時にも息子をサポートした。その後も、ステータスのある仕事に就けるようにと何かと手を回しているのだ。
不倫の末に生まれた子といっても、「子どもに罪はないのだから、娘ともきちんと向き合うべきだ」とジャッキーに非難が集まる中で、今回、エッタがレズビアンだとカミングアウトしたのである。
エッタがいつからアンディと交際を始めたのかは不明だが、ここ1年程度の付き合いであると見るのが妥当だろう。
インスタグラムで見る限りは、相思相愛のかっこいいカップルに見える。とはいえ、エッタの不安定な精神状態や、まだ未成年であること、学生であること、年の差などを考え、「共依存のようになってしまうのでは」と懸念する人もいる。
ちなみにジャッキーは、13年に「中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟」のCMに出演している。「自由のために、平等のために闘う人を応援する。僕自身も、たくさん闘っているファイターだからね」と言い、笑顔でクローットから出てきて「平等のために闘う人たちの友人として、クローゼットから出てきたよ(=カミング・アウト・オブ・ザ・クローゼットの意味)」と、LGBTQへの支援を語っていた。それゆえ「エッタがレズビアンだとカミングアウトしたことは、応援するだろう」とジャッキーファンは見ているようだが、ネット上では「偽善者だから、あれはCMの演出にすぎない」「娘のことなんて、どうでもいいんだろう」という声が多い。
長年ジャッキーにとって、「愛人が計画妊娠して勝手に産んだ子」だったエッタの存在は触れたくないポイントだった。エッタ自身が今後どんな発言をしていくのか? また、ジャッキーは、それにどう反応するのか? アンディとの恋愛やエレインとの複雑な母娘関係はどうなっていくのか? 当分、目が離せそうにない。