スターはやっぱり頭がおかしい

ジャッキー・チェン娘、自殺未遂の末にレズビアンをカミングアウト……彼女とのラブラブ写真公開

2017/10/11 19:12

「私の人生には存在しない」父ジャッキー

 エッタ自身は、この騒動の直後、英大手タブロイド紙「Express」のインタビューに応じている。当時15歳だったエッタは、ジャッキーのことを「父なんかじゃない。なんの感情も沸かない。生物学的な父ではあるけど、私の人生には存在しない人」「ジャッキー・チェンは俳優でしょ? って感じ」と発言していた。

 この記事では、エッタがスイスの学校で教育を受けてきたことも明かされ、ジャッキーの愛人の子だといろいろ言われてきたと激白している。「私の名前はエッタ・ンよ。誰になんと呼ばれようが気にしないわ。もう傷つかない」と述べたと報じた。さらに同紙は、エッタの言葉を裏付けるように「ジャッキーは、この娘について話すのを拒否することが多い」と書き、2カ月前に取材した際には「話さないほうがいいこともある。自然にまかせればいい」という彼の発言を紹介した。

 そして今年3月、エレインが再度「娘への虐待容疑」で逮捕され、世間の注目は再びこの母娘に集まった。今回はエッタ自身が警察に「母から虐待を受けている」と通報したと報じられ、地元タブロイドは大盛り上がりした。エッタはこの騒ぎから逃れるように、香港を脱出。SNSに「ちょっとの間香港を離れようと思う。明日、たつ」「心配している人へ。私はまだ生きています」と意味深な投稿をしていた。

 釈放されたエレインは弁護士と会見を開き、「15年に逮捕されて以来、仕事がもらえず無職状態にある。でも毎月1万7,000香港ドル(約24万円)に上るエッタの学費と生活費は捻出しなければならない。ジャッキーに『少しでも娘のために援助してほしい』と頼んだが、『お前たちには、びた一文渡さない』と突き放された。エッタが生まれてから今日に至るまで、ジャッキーから1ドルももらっていない」と主張。精神的に追いつめられていると語り、「私には家族と呼べる人がいない。娘しかいないの」と号泣し「早く家に戻ってきてほしい」と呼びかけた。

 さめざめと泣くエレインの姿の一方、ジャッキーに似て丈夫で健康そうなエッタの姿を見た世間はエレインに同情したが、3カ月後、同情は一気にエッタのほうに集まった。左手に無数のリストカット痕をつけた痛々しい姿がパパラッチされたからだ。


 香港メディアは、「母親の逮捕後、エッタはタイで休暇を過ごしていたが、香港に戻ってすぐに自殺未遂を図り、病院に救急搬送された」と報道した。医師とソーシャルワーカーの監視のもと2カ月間入院し、数日前にやっと退院できたという。退院したエッタは、再びエレインと暮らし始めた。エレインも母娘関係に問題があることを認めて、ソーシャルワーカーの定期的なチェックを受け、もし関係がこじれるようなことがあったら、早めに離れて、互いに気持ちを落ち着かせるように努めることを約束したとも報じられた。

 エッタは15年にエレインが最初に逮捕された時も、学校で「自殺したい」と語っていたと報じられている。当時エレインは「思春期にありがちな一過性のもの」だと説明していたが、事態はかなり深刻だったようだ。そのため、彼女の母親としての対応のまずさを批判する声も上がった。

 なおエレインはラジオ番組で、エッタがリストカットしたのは家族間の問題が原因ではなく、クラスメートとの問題が原因だと主張している。「娘に、『もうこんなことしないで』と懇願したら、『しないように頑張る』と言ったわ」「学校とも話をして、生活を把握するよう努力しています」と娘への愛を語った。

ベスト・キッド (字幕版)