V6公演、嵐チケット当落でファン激怒! ジャニーズコンサートでまたもチケット問題勃発
近年、コンサートチケットの転売を厳しく取り締まり、デジタルチケット(QRコード)を本格導入しているジャニーズ事務所。今年4月開催の『ジャニーズJr.祭り』では、デジタルチケットの不具合による入場トラブルが発生したが、またもコンサート絡みの問題が勃発してしまったという。
今回、ファンの間で騒ぎになっているのは、10月6日に横浜アリーナで行われた『V6 LIVE TOUR 2017 The ONES』公演。“立見席”で当選した一部のファンが、開演時間の午後6時を過ぎても会場内に入ることができなかったと、Twitter上で被害を訴えている。公演終了後、「立ち見席入場のため、雨の中で1時間以上、駐車場で待たされた。スタッフからは何の説明も謝罪もなく、会場の外でコンサートが始まる音を聞いた。本当に最悪」「立ち見Bブロックは、コンサートが始まっても外で待たされ、オープニング、1~2曲目を見ることができませんでした」などといった不満や愚痴がツイートされている。
あるファンによれば、整列中にコンサートが始まって“音漏れ”が聞こえたため怒っていると、スタッフが「なんか怒ってるんですけど」「これは怒るよ~」と、「ヘラヘラ」していたとか。別のファンも、耐えきれずスタッフに言い寄ると、「まだコンサートは始まっていない」とシラを切られたという。これらを目の当たりにしたファンは、運営スタッフの対応や手際の悪さ、自主的な説明や謝罪がなかった点に落胆し、遅れて入場した後も純粋にコンサートを楽しめなかったようだ。
「待機していたファンがスタッフに原因を問い詰めると、『立ち見の早い番号を空席に座らせるのに手間取った』と、回答したそうです。実際に立見席でも、前半の番号だった人は転売が発覚した分などの空席に振替えられたようで、『V6、立見1桁からアリーナ席に振替になった……メチャメチャいい席にしてもらった』『立見から座席に振替になってよかったけど、スタッフの対応が遅くて最初の2曲聞けなかった』『5分前になっても入れなくて不安しかなかったけど、立見席からアリーナ席に移動になった』というレポートが上がっていました」(ジャニーズに詳しい記者)
昨今のジャニーズコンサート事務局はネット上でのチケット転売を警戒し、摘発に乗り出している。その一方で、今年は4月8日にさいたまスーパーアリーナで行われた『Jr.祭り』の昼公演において、複数のファンが「入場できない」状態になり、現場がパニックとなった。開演時間になっても入場が完了せず、出演するJr.がステージ裏からトークしたり、映像を流して場をつないだ結果、公演が始まったのは1時間以上たってからだったという。
前代未聞の事態に続き、V6ファンの報告によって、またもジャニーズのコンサートで入場時のトラブルが発覚。そして、先日も11月18日の札幌ドーム公演から始まる嵐のコンサート『ARASHI LIVE TOUR 2017-2018 untitled』に関し、事務局側のミスと思われる一件がファンの間で注目を集めたばかりだった。
「ネット上の書き込みによると、あるファンは福岡公演のみを選択して申し込んでいたにも関わらず、『第3希望が札幌になっていて、それが当選した』とのこと。ほかにも、東京ドームや京セラドーム大阪を希望していたファンが、なぜか第3希望で札幌ドームが当選し、同様の被害に遭ったと主張しています。申込時は間違いがないと確認したものの、『あとからマイページの申し込み状況を見ると札幌に変わっていた』という声もあり、やはり運営サイドによる何らかのミスが原因なのでしょう。チケット代は当選後の入金となりますが、札幌までの遠征費用やスケジュールを鑑みて、泣く泣く諦めた人もいるそうです。しかし、お金を振り込まない場合はキャンセル扱いとなり、『今後チケットが当たらないのでは』『当選履歴には残るから復活当選も回ってこない……理不尽すぎ』と、ショックを受けていました」(同)
ジャニーズといえば、昨年はファンクラブを運営するジャニーズファミリークラブの会員規約が消費者被害防止ネットワーク東海の指摘によって一部改訂されている。同じくチケット販売規約は「改訂する場合は事前に周知する」に変わり、「購入後の変更やキャンセルはできない」という条項は「購入者の事情による変更やキャンセル」といった文言が加わったと伝えられている。ようやくファンに優しい事務所に変わりつつあったが、イベント関連のトラブルは後を絶たない。
入場や当選ミスで実際につらい思いを体験したファンは少数とみられるが、度重なる問題発覚にファンの不信感は募るばかり。これ以上、ファンの信頼を落とさぬよう、再発防止に努めてほしいものだ。