稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾、元SMAP3人を独立させた“スゴ腕”マネジャーの功罪
ある意味すごいインタビューだ。「自身」の小池百合子都知事インタビュー。
小池氏は、今まさに時の人だ。新党「希望の党」を立ち上げ、民進党を解体に追い込んだ。リベラル派も“安倍政権打倒も夢じゃない”なんて小池氏に期待する向きも多かった。
しかし、それらは大間違いだ。実際、小池氏は民進党議員たちを、踏み絵などという排除の論理で選別した。「全員を受け入れるつもりは“さらさらない”」と。すんごい上から目線。すごい排外主義。すんごい強気ぶり。すでに独裁者の風格まで漂わせていた。
そんな小池氏が新党を立ち上げた2日後、「自身」によるインタビューが行われたらしい。素早い。前から決まっていた?
だが問題はその内容だ。何もない。小池氏が語ったのは「しゃぶしゃぶが大好き」とか、国会は男社会で女性議員が少ないとか、それだけだ。唯一原発について触れているが、「老朽化した原発をどう処理していくのか」「自然再生エネルギー活用率を2030年に30パーセントあたりまで引き上げたい」と言うだけで、原発ゼロをどう実現するかではない。あとはどうでもいい自慢だ。
ほかの政策、安全保障問題、憲法改正、消費増税見送りや情報公開の推進、子育て支援などについては、具体的な言及は一切なし。また安倍政権の森友・加計学園への追求についてもその言葉さえなし。
まあ、それも当然か。というのも本日に至るまで、出馬を否定し、どこまで政権交代に本気なのかもわからないし、その政策も具体的には不透明だからだ。実際、目玉公約だったはずの「原発ゼロ」にしても、その後、明らかになった政策協定書には、その文言はおろか、文字さえもなかった。過去に小池氏は“東京に核ミサイル配置”なんてとんでも発言をしているが、そんな人物の原発ゼロとの言葉を信用することこそ、野暮ってものだ。さらに都知事選では「情報公開」を声高に主張していたのに、都知事になって、いざそれを求められると“私がAI”なんてふざけた回答で煙に巻き、それを拒んだしね。さらに小池氏は、関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者への追悼メッセージを拒否したことも忘れてはならない。
だからこそ、インタビューでは、政治家としての小池氏の数々の問題に踏み込んでほしかった。しかし、まったくなかった。「自身」は質問もしなかったのか? そんな疑問さえ湧くが、これでは単なる印象操作的ヨイショ記事だ。原発については、これまでにも突っ込んだ記事を掲載してきた「自身」だけに、今回の小池PRインタビューは本当に残念だ。
元彼の自殺や、その親友との交際・破局など、これまで恋愛に関して決して順風とはいえなかったすみれに、新恋人が。そのお相手はハーフで長身、イケメンの一般人らしい。記事にはラブラブデートを楽しむ2人の様子も紹介されている。よかった、よかった。しかし、まだ付き合い始めたばかりで父親の石田純一には紹介していないらしい。「自身」は石田の直撃はしなかったらしく、そのコメントはない。が、マスコミの取材に丁寧に答えることで有名な石田のこと。すでに、どこぞのメディアが直撃しているんだろうな。