サイゾーウーマンカルチャーインタビュー水原希子がネットで炎上するワケ カルチャー 愛知学院大学心身科学部心理学科・岡本真一郎教授インタビュー 水原希子が“炎上”するワケ――批判する人が持つ「複雑な悪意」の正体 2017/10/04 21:00 インタビュー炎上水原希子 批判対象のリアクションを見て、よりエスカレートすることも どんな意図があるにせよ、批判的な言葉が集まれば、人気商売の有名人は、なにかしらの反応を示すことが多い。水原の場合は騒動の数日後、「LOVE & PEACE」と、自身の思いをツイートした。 「人間というのは自分がやることに対するリアクションを見て、相手の動揺が感じられれば、よりエスカレートします。中には、批判派の似通った意見を参照して、同調している人もいるものです」 そこで岡本教授が懸念するのは、この騒動を受けて発された、あるタレントのツイートだ。 「“本名での活動”を提言した、タレントのフィフィさんのツイートは気になっています。もともと水原さんに批判的な感情を持つ人の中には、この提言を攻撃材料として利用する人が現れることが、十分に考えられます。フィフィさんはご自身もタレント活動をされているので、そのように利用される可能性を想定できたはず。親切心からであっても、慎重に発言すべきだったのではないでしょうか。 今の時代、批判の標的とされるのは、もちろん水原さんだけではありません。また炎上を引き起こす人の数は、ネットユーザー全体から見ればごく少数だと先日も報じられていました。しかし、攻撃を仕掛けてくる側がどんな心理であろうとも、実際に言われた側はたまったものではないと私は思います。何度も何度も、同じような言葉でけなされるわけですから」 とはいえ、いかなるウワサや非難も、一定の時間がたてば、いつしか沈静化する。 「同じ話題に対して、盛り上がれる期間は限られています。現にそうであるように、新しい“なにか”が起こらない以上は話も進展しないため、別の標的に移っていくもの。しかしネット上のデータは記録として残りますし、いざとなれば引き出して、また拡散されていくことでしょう」 また水原が次になにかアクションを起こせば、批判が集まる可能性は高い。そして、それが収まると、別のターゲットが攻撃されるのだろう。人に悪意がある限り、炎上は繰り返し、永遠に終わらないのかもしれない。 (門上奈央) 岡本真一郎(オカモト・シンイチロウ) 京都大学大学院文学研究科博士過程(心理学専攻)満期退学。愛知学院大学文学部講師、助教授、教授を経て、現在は心身科学部心理学科教授として教鞭に立つ。『悪意の心理学 悪口、嘘、ヘイト・スピーチ』(中公新書)ほか著書を多数手がける。 前のページ12 最終更新:2017/10/04 21:00 Amazon 悪意の心理学 - 悪口、嘘、ヘイト・スピーチ (中公新書) リアクションも火に油を注ぐ行為 関連記事 野村周平、“ヘイト騒動”の水原希子を応援!? 「首突っ込むなんてバカ」と痛烈な批判CMに暴言殺到の水原希子、ド派手すぎる炎上遍歴! 乳首、トイレに“匂わせ投稿”まで水原希子、“トイレで用を足す写真”をインスタ投稿!? 「閲覧注意」「クソダサい」と批判の嵐水原希子の「FUCK YOU」Tシャツ、香里奈はドラマ主演……疑惑の女たち水原希子「日本の英語教育は問題」、藤原紀香「写真握手はお断り」! 今週のナニサマ発言 次の記事 工藤静香、嵐・櫻井オタに媚びてる? >