ジャニーズいち自由な存在? 「新しい地図」より自由な展開、“異端児”ジャニタレ2人とは
ジャニーズ退所後にオフィシャルファンサイト「新しい地図」を立ち上げた元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾。併せて公式Twitterやインスタグラム、Facebookなども開設し、その“自由な活動”がネットユーザーの間で支持を集めている。彼らの活動内容に戸惑いを覚える人々も多いようだが、ジャニーズ事務所の現役タレントの中にも“異端児”ともいえるタレントが存在するという。
9月8日の契約満了をもって事務所を去った稲垣らは、11月2日午後9時からインターネットテレビ局・AbemaTVで生放送される『稲垣・草なぎ・香取3人でインターネットはじめます「72時間ホンネテレビ」』で共演が決定。番組と連動して個人のTwitterアカウントも誕生し、アイコンには本人の顔写真が使われている。ジャニーズといえば、ネット上での画像使用を禁止しており、公式以外でタレントの写真がアップされる例は数少ない。
それだけに今回の“SNS解禁”によって、ネットユーザーからは「SMAP時代よりも自由な活動に期待」「3人がのびのびと自由に活動できることが、とてもうれしい」と、前向きな反応が見受けられる。これら活動は、ジャニーズ退所によって実現した形だが、一方、ジャニーズ在籍中からSNSに登場し、積極的に写真を投稿するなど自由奔放な動きを見せるタレントもいる。
「ジャニーズのバンドユニット・Question?のメンバーとして活動し、バイオリンを担当していた後藤泰観です。ジャニーズでありながら、外部のバンドと仕事をしたり、一般人女性と結婚を果たすなど、自由そのもの。現在も『じゅん散歩』(テレビ朝日系)のエンディングテーマを担当するバンド・Goodiesの中心メンバーとして活動する傍ら、ジャニーズでも活動しているようです。昨年夏ごろは、ブルックリンを拠点に活動するバンド、ブラウン・ライス・ファミリー(BrownRiceFamily)のインスタグラムにバイオリンを弾く後藤の姿が写っていたり、一般人女性との結婚が報じられたりと、そのたびに『ついに退所したのでは』とファンは心配していたものです」(ジャニーズに詳しい記者)
ブラウン・ライス・ファミリーの現場には、Question?の元メンバー・伊郷アクンと、同じく元Jr.の中江川力也も同席していたとわかり、元ジャニと仕事をしている点からも後藤の退所は確定とみられていたが、その直後にA.B.C-Zのコンサートに出演し、現役だと判明。その後、後藤は中江川とともに「Goodies」というバンドにも参加し、バンドの公式Twitterやインスタグラムには後藤の写真がいくつも掲載されているのだ。
「バンドのTwitterを見ると、CDをリリースした際のインストアイベントやライブで各地を回っていました。現在、Twitterのヘッダーは後藤がセンターの写真が使用され、同バンドは中江川と同じく元FIVEの上里亮太もサポートメンバーとして一緒に演奏しているそうです。楽曲は高田純次が出演する『じゅん散歩』のエンディングテーマにも起用されるほど順調のようですね。しかし、後藤は、今年8月21・22日に『Summer Paradise 2017』内で行われた内博貴のソロ公演に出演していたので、少なくともこの時まではジャニーズに在籍していたはず。ジャニーズに所属しながら外部で商業的な活動を展開するとは、なかなかの自由ぶりです」(同)
ジャニーズ外の活動に勤しむ後藤の一方、SMAPやV6、KinKi Kidsのバックダンサーを務めたジャニーズ所属の俳優・佐野瑞樹も独自路線を展開している。佐野は実の弟で、別の事務所で俳優業を行っている佐野大樹と兄弟演劇ユニット「WBB」を組み、定期的に作品を上演。今年7~8月の『ミクロワールド・ファンタジア』にはJr.の松田元太が出演し、ダンスの振り付けをJr.の屋良朝幸が務めるという異色のコラボレーションも注目を集めた。
「先日、佐野はV6の20th Century(坂本昌行、長野博、井ノ原快彦)がパーソナリティを務めるラジオ『V6 Next Generation』(JFN系、9月23日放送)にゲスト出演。その際、井ノ原は弟との舞台にJr.が出ることについて、『どういうシステムなのか』と、疑問を漏らしていました。佐野いわく、当初は旧知の仲である屋良と『一緒に仕事をしたい』と申し出たところ、屋良が『振り付けで入る』と決まり、『踊れる子がいた方がいいよね』という話から、松田の参加が確定したそうです。佐野もジャニーズでは“特別枠”といえますが、後藤とは違って、あくまでもジャニーズ内で自由な活動を行っている印象ですね」(同)
このように、一口に“ジャニーズ所属”といっても、さまざまな形で仕事するタレントも存在する。後藤の退所については不確定だが、そんな“出入り自由”が許されるのは、ほんの一握りなのだろう。