芸能

『ハロー張りネズミ』全話平均7%台の大爆死……敗因は“お飾りヒロイン”深田恭子?

2017/09/20 17:45
『ハロー張りネズミ』(TBS系)公式サイトより

 瑛太主演のTBS系連続ドラマ『ハロー張りネズミ』(金曜午後10時~)の最終回(第10話)が9月15日に放送され、視聴率は6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)にとどまった。 

 同ドラマは初回10.3%で、まずまずのスタートを切ったが、第2話で7.6%と急降下。第3話は6.6%とさらに下げ、第4話では4.8%と、打ち切り水準となる禁断の“5%割れ”。その後も、第5話は6.7%、第6話は6.9%、第7話は8.1%、第8話は8.1%、第9話は6.6%と伸び悩み、最後まで2ケタ台に戻すことはできなかった。全話平均は7.3%で、まさに大惨敗を喫したのだ。

 ここ数年、映画に主軸を置いていた瑛太にとって、連ドラ出演は2014年7月期『若者たち2014』(フジテレビ系)以来。連ドラ主演となると、13年1月期の『最高の離婚』(同)、『まほろ駅前番外地』(テレビ東京系)以来、実に4年半ぶりだった。『最高の離婚』では平均11.8%の高視聴率をはじき出していたが、ドラマから長く離れていたことが響いたのか、今作は大爆死の憂き目に遭ってしまった。

「『ハロー張りネズミ』の原作は、弘兼憲史氏の人気漫画。脚本、演出は映画『モテキ』『バクマン。』『まほろ駅前番外地』の大根仁氏とあって、視聴者の期待度は高かった。主人公となる、誰も引き受けたがらない面倒な案件ほどやりたがる一風変わった探偵“ハリネズミ”こと七瀬五郎の役も、瑛太だからこそ、うまくこなせたのではないでしょうか。脇を固めたV6・森田剛、山口智子、スポット出演のリリー・フランキー、蒼井優らもいい味を出していました。ところどころエロ要素も挿入され、男性視聴者にはおおむね好評だったようです。ただ、ヒロイン役の深田恭子がほとんど“お飾り”状態で、彼女の存在を生かせなかったのは響いたでしょうね。また、女性やファミリー層には、あまり向かないドラマだったのかもしれません」(テレビ誌関係者)

 この後、瑛太は10月14日公開の『リングサイド・ストーリー』(佐藤江梨子とのW主演)、21日公開の『ミックス。』(新垣結衣とのW主演)と2本の主演映画が控えている。中でも、『ミックス。』は再ブレーク中の新垣との共演をはじめ、脇役陣も広末涼子、瀬戸康史、蒼井優、山口紗弥加、中村アン、真木よう子、吉田鋼太郎、池上季実子、生瀬勝久、遠藤憲一、小日向文世といった超豪華キャストが集結。製作のフジテレビも力を入れており、絶対にコケられない作品だ。

 『ハロー張りネズミ』は爆死した瑛太だが、主演映画をヒットさせて名誉挽回を図りたいところ。果たして、映画ファンの動向やいかに?
(田中七男)

最終更新:2017/09/20 17:45
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