木村多江、麻生久美子、満島ひかり、松雪泰子……Dr.高須幹弥が“薄幸顔”の条件を解説
【第47回】「高須センセイ、薄幸顔の定義って何?」
人に「なんだか苦労してそう」「つらい境遇にあるのではないのか」といった印象を与える見た目のことを“薄幸顔”と呼ぶ。特に女優では、木村多江、麻生久美子、満島ひかり、松雪泰子らが、美人だけど幸薄そうな“薄幸美人”として、ネットを中心に名前が挙がっているようだ。確かにドラマや映画での役どころでも、不幸な女性を演じることが多い彼女たち。それって顔のせいだったの!? 高須クリニック名古屋院・院長の高須幹弥先生、この4人はどうして幸が薄そうに見られてしまうの? 薄幸顔の特徴と合わせて教えてください!
■薄幸美人の条件とは?
ネット上で“薄幸美人”といわれているという、木村多江さん、麻生久美子さん、満島ひかりさん、松雪泰子さんの顔には、それぞれ幸が薄そうに見える要素があります。中でも一番薄幸そうに見えるのは木村多江さんです。
木村さんの目は、奥二重で細く、上まぶたの皮膚がかぶさって目が開きづらいので、眉毛を上げて無理やり目を開こうとするんです。それにより、目と眉の距離が広くなる上、目も窪んで見えてしまいます。目が窪むと老けた印象になり、「疲れている」「やつれている」といったイメージにつながって、幸が薄そうに見えてしまうんですね。痩せていて面長な輪郭が、老けた印象を助長してしまっているのも大きいでしょう。
麻生久美子さんも、薄幸顔としての特徴は木村さんとほぼ同じです。頬骨が横に張って、こめかみや頬のこけが強調されているあたりも、幸が薄そうに見える要素ですね。
満島ひかりさんは、目の開きがよく眼球も大きいのですが、痩せすぎているせいで目がすごく窪んでいるんです。皮膚にもハリがなく、目の下まで窪んで骨の輪郭が浮き出てしまっているので、やつれた印象を与えてしまいます。
松雪泰子さんも痩せていて面長なので、こめかみや頬がこけて見えますね。さらに、皮膚が薄くて笑うとほうれい線がくっきり出るし、目も奥二重でくぼんでいるので、老けた印象が強いです。
そもそも薄幸顔とは、痩せていて、こめかみや頬がこけて見えたり、目が窪んだりと、やつれて不健康そうな印象を与える顔と定義づけられます。また、痩せていることで皮膚にハリもなく、小じわが目立ち、ほうれい線がくっきりとしている老け顔なのも特徴です。輪郭も、健康そうで若く見える丸顔より、面長な方が、幸が薄そうに見えますね。
4人は共通して、この“薄幸顔の条件”が当てはまります。パーツのバランスはいいので「薄幸美人」といわれていますが、パーツ自体がイマイチだったり、配置が悪かったりしたら、たんに幸が薄そうなだけに見えてしまうでしょう。