『過保護のカホコ』全話平均11.5%!! ハッピーエンドも「世の中そんなに甘くない」の厳しい指摘
高畑充希主演の連続ドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)が9月13日に最終回を迎え、平均視聴率14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と自己最高記録を達成。ネット上では、最終回が“ハッピーエンド”だったことに好意的な声が寄せられたが、一方で「世の中そこまで甘くない」との指摘も少なくなかった。
「両親から過保護に育てられた主人公・カホコ(高畑)は、画家を目指す青年・麦野初(竹内涼真)と出会ったことを機に、人生観が一変。物語が進むにつれて成長するカホコや、その周囲との関係性の変化が描かれました。第9話は、『バレーボール・ワールドグランドチャンピオンズカップ』の生放送が延長した影響か、9.9%と自己ワーストを記録しましたが、最終回はそこから4.1ポイントジャンプアップして、有終の美を飾ったといえます」(芸能ライター)
そんな最終話では、カホコが初との結婚のために奔走。自分の貯金を父・正高(時任三郎)の妹・教子(濱田マリ)の借金返済に充ててほしいと申し出たかと思えば、教子が始める仕事を手伝うために保育士の資格を取ると宣言。さらに、結婚後は祖父・並木福士(西岡德馬)と同居すると言い出し、ネット上では「結婚するのに貯金ゼロはダメだろ」「保育士になるための学費はどうするの? 親に出してもらう気?」「結局、仕事も住居もおんぶに抱っこじゃん。カホコには成長した部分もあるけど、根っこは家族にベッタリのままだね」と呆れられていた。
「また、初もカホコと結婚したい一心で、正高やその妻・泉(黒木瞳)の前で『逃げません』などと主張していましたが、これに対してもネット上で『画家を目指している段階の初には経済力がない』『逃げないとか、口ではいくらでも言えるけど、説得力に欠ける』『収入に不安がある男との結婚を反対するのは、親としては当たり前』と苦言が飛び交い、総じて『いい話だけど、カホコと初の結婚だけはリアリティがない“おままごと婚”』『世の中そんなに甘くありません』と、否定的な意見もみられました」(同)
このように、現実味のない展開にはツッコミも飛び交ったものの、全話平均視聴率は11.5%と数字的には大健闘。キャストやスタッフとしては“結果オーライ”かもしれない。