ハリソン・フォード、怒鳴りながらニューヨークで交通整理! 渋滞に我慢できずブチ切れ
米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」は11日、交通量の多いマンハッタンの道路の真ん中でスーツを着たハリソンが、ブチ切れながら車を迂回誘導させている映像を紹介した。
同サイトによると、ハリソンは10日、ニューヨーク・マンハッタンを車で移動。ミッドタウン・トンネルに入ろうとしたものの、渋滞発生中で入口のところで車が止まってしまった。
このミッドタウン・トンネルは、イースト川の下を横断している有料道路で、2キロ近くある長いトンネルだ。映画『メン・イン・ブラック』(97)で、フォード・クラウンビクトリア特殊改造車が走り抜けるトンネルが、このミッドタウン・トンネルという設定だった。映像では猛スピードで走り続けてもなかなかトンネルが終わらず、その長さを感じることができる。
このミッドタウン・トンネルをハリソンは車で通り抜けようとしたのだが、渋滞で止まってしまった。ハリソンは、このままだといつまでたってもトンネルに入れないと激高。だがバックして別のルートに変更しようにも、後方にも車が詰まっており身動きが取れなくなってしまった。
恐らく運転手に「無茶言わないでください。後ろに車もいるし、我慢するしかないですよ」とでも言われたのだろう。ハリソンは飛び出し、車が盛んに行き交う道路の真ん中に立ち「カモン!」「ゴー! ゴー!」と後方の車にバックするよう命じ「ゲット・アウト!」と強引に迂回するよう誘導し始めたのだ。
その姿を見た一般人がびっくりして撮影を始めたのが「TMZ」で紹介されている映像だが、「マジで?」「100%そうだって!」と囁く声が入っており「まさかあの世界的大スターがマンハッタンの道路のど真ん中でブチ切れているなんて」と半信半疑の様子。無理もない。感情をむき出しにしているハリソンの姿は、日本で最近よく話題に上る、キレる老人そのものだからだ。
ハリソンはその後、自分が乗っていたベンツを「カモン! カモン!」と怒鳴りながらバックさせ、荒っぽくドアを開けて乗り込んだ。車はトンネルではない一般道路へと向きを変えており、ハリソンの希望通り、別のルートで目的地へと向かったようである。
この姿にネット上では「ブチ切れは芸じゃなかったのか」「自分が渋滞しているトンネルを避けたいからって、後方の車まで迂回させるなんてモンスター老人」「年をとると、些細なことが我慢できなくなるよね」と憐れみに満ちた意見が飛び交っている。
ハリソンは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』撮影中の14年に足首を骨折している。15年には小型飛行機をゴルフ場に不時着させ、顔面裂傷、足首、骨盤骨折という大けがを負った。今年2月には自家用機を空港の滑走路ではなく誘導路に着陸させ、旅客機とのニアミスを起こしかけるなど、ここ数年、世間をヒヤリとさせ続けている。今回もこの出来事を引き合いに、「飛行機を操縦されるのも怖いけど、道路の真ん中に立たれるのはもっと怖い」と揶揄する者もいた。
75歳と高齢であることから、「そろそろおとなしくしたら」という声も上がっているが、3番目の妻で女優のキャリスタ・フロックハートはまだ52歳。彼女と育てている養子もまだ16歳なので、気持ちとしてはまだ50代くらいなのだろう。
とはいえ、3回の結婚で養子を含む5人の子どもをもうけ、24歳を筆頭に孫も3人いる正真正銘の“おじいちゃん”なのだから、もっと落ち着いてもらいたいところではある。今回のブチ切れ映像では、背筋もピンと伸びており威勢もよく、とても元気そうに見えるが、この年齢で怒ってばかりいると血管が切れるんじゃないかと心配になってくる。今後はぜひ、ストレスフリーで穏やかな生活を送ってほしい。