『過保護のカホコ』号泣感動シーンに賛否両論! 三田佳子の“最期の言葉”が原因?
9月13日午後10時から、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)第10話(最終回)が放送される。視聴率は、初回から10~12%台で推移し好調を維持していたが、第9話は9.9%と初の2ケタ割れ(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。しかしこれは『グラチャンバレー2017 女子2日目 日本対ロシア』の試合が延長したことで、45分遅れのスタートになったからと推測されている。
同ドラマは、何から何まで親に頼りきりで生きてきた史上最強の箱入り娘・カホコ(高畑充希)が、自分の力によって家族の問題を続々と解決していく“痛快ホームドラマ”。
第9話では、結婚を決意したカホコと初(竹内涼真)が、カホコの母・泉(黒木瞳)に反対されるものの、ほかの親戚たちに結婚したいことを話しに行く。しかし、祖母・初代(三田佳子)の病気は、自分の行いのせいだと泣く祖父・福士(西岡德馬)、離婚することにしたといじける叔母・環(中島ひろ子)、娘のイト(久保田紗友)を勘当したと言う叔母・節(西尾まり)と、みんな自分たちのことで精一杯。
そんな時、入院中の初代が「家に帰りたい」と言いだす。家に戻った初代はベッドの上で泉、環、節の三姉妹に最後の言葉を贈る。そして、その夜、カホコと初が初代の元を訪れると、初代は初に「うちの家族になって、カホコのことを守ってあげてね」と声をかけ、カホコには姑からもらった大切な指輪を授けると、「カホコ、これからはあなたがこの家の家族のこと守ってちょうだい」と言い残しこの世を去っていった。
「このシーンには『号泣してしまった』と感動の声が多数上がる一方で、疑問を投げかける視聴者もいました。『ばあばは、カホコに重荷を背負わせすぎ』『うーん、それはちょっと厳しくない?』『あのメンバーを任されるとかキツイでしょ』といった声が上がっています。つい数話前、初代の重病を知るも口止めされたカホコが、1人で全てを抱え込んでパンク寸前になっていたため、初代がカホコに謝る展開がありました。そのため、同じ失敗をなぜ繰り返すのかと思った人が多いのでしょう」(芸能ライター)
第10話では、やはりカホコが家族のために奔走。姿を消した福士を探し回り、離婚したばかりでギクシャクしている衛(佐藤二朗)と環に「過去を悔やんだり将来を不安に思うより、今の自分たちを信じて生きた方がいい」と説得する。また、家族写真を撮るシーンでは、カホコが「イトがいない」と言い出し、彼女の元へ駆けつけ、お節介だと呆れられるのをものともせず「家族の糸は切れない」と懸命に訴える。
「予告映像では、更生したイトを含めた親戚にめでたく迎えられ、カホコと初が結婚式を挙げているようなシーンが映っていました。『すさまじいネタバレ』『予告で見せすぎだろ』との声もありますが、逆に、これがなんからの伏線だと推測する人も。最後まで目が離せない展開になりそうです」(同)
今期、ひときわ大きな話題を振りまいた『過保護のカホコ』。果たしてどのような終着を迎えるのだろうか。