「ハリケーンで大変なのに!」ミシェル・オバマ前大統領夫人、バカンス写真で大炎上中!
オバマ前大統領は、昨年ルイジアナ州が記録的な豪雨で大規模洪水に見舞われたとき、休暇先のマサチューセッツ州でゴルフを楽しんでいた。報告を受けてプレイを中断し、ブリーフィングを行ったものの、すぐにゴルフを再開。被災地に駆けつけることもなく、ルイジアナ州の地元メディアはこれを強く批判したが、米主要メディアは大きく取り上げなかった。2005年にハリケーン「カトリーナ」が甚大な被害をもたらした時、ブッシュ前大統領は休暇中で危機管理に不備が生じたとして大バッシングされたにもかかわらず、オバマは問題視されず、モヤモヤした人が少なくなかったのだ。今回のミシェルの写真へのバッシングでは、このことを引き合いに出す人も少なくない。
ノーベル平和賞を受賞し、「素晴らしい大統領」だとたたえられるオバマ前大統領だが、彼が大統領に就任してからアメリカ政府の債務は激増した。8年前の当選時に比べて2倍近い20兆ドル(約2,205兆円)にまで膨れ上がらせ、現役大統領時代も「借金を増やしただけの大統領」と叩かれていた。
オバマ大統領が政権公約の目玉として掲げていた、国民皆保険制度「オバマケア」も、国民が思っていたよりも保険料が高い上、無保険者に対して罰金が科されるため大きな負担になっている。医療施設も、条件が悪いオバマケア加入者を受け入れたがらず、診察してくれる医師を見つけるのも一苦労だ。今年5月にトランプ大統領がオバマケアを廃止し、新しい改廃法案を下院で可決した時、アンチたちは「オバマケアを潰すなんて!」「庶民の敵!」と大バッシングした。米大手新聞「ワシントン・タイムズ」のように「オバマケアを失脚させたのはトランプではない」と冷静に報じるメディアもあったが、大半のメディアは「オバマケアの廃止に反対する民衆の怒りの声」を伝え、トランプ大統領を悪者にした。
先月21日、ランドルフ・アレス長官が「今年9月以降、1,100人のシークレットサービスの残業手当を支給できなくなる」という見通しを示した。頻繁に移動するトランプ大統領とその大家族の警護費用がかさみ、任務が増えたことから資金不足になることを理由に挙げたため、大統領はアンチたちから叩かれた。しかし、今回ミシェルのバケーションがパパラッチされ、オバマ前大統領夫妻に対して「シークレットサービスを連れ回して旅行しまくっている」「シークレットサービスの旅費や滞在費は、すべて税金から払われているのに」と批判する声も高まりを見せている。
オバマ前大統領自身も退任後、ヴァージン諸島、ホノルル、ポリネシア、インドネシアとバケーションざんまいで、笑顔で遊んでいる姿、豪華ヨットでクルージングする姿もパパラッチされた。今年5月には、大統領在任期間の8年間で、家族旅行に1億ドル(約109億円)を費やしていたことが判明した。
オバマ大統領は13年に、1997年1月1日以降の大統領経験者と夫人に対して、シークレットサービスによる警護を終身続けることを認める新法案に署名している。これにより子どもも16歳まで警護の対象になった。大統領経験者の警護を認める法律自体は以前から存在したが、97年に連邦議会が「大統領を退任してから10年間に限定する」と修正していた。それを元に戻したのは、若い大統領である自分のためだろう、と推測されていた。
オバマ前大統領は56歳、ミシェル夫人は53歳。第40代大統領のロナルド・レーガンは93歳で死去。第41代大統領ジョージ・H・W・ブッシュは御年93歳。第39代大統領のジミー・カーターも92歳と、最近の大統領は長寿だ。あと30年以上、オバマ前大統領夫妻が豪華バケーションざんまいの生活を送り続ける可能性だって十分ある。そのため、オバマ前大統領夫妻の贅沢な暮らしっぷりは、かなり深刻な問題だと指摘する声も上がっている。生涯を通して年間20万ドル(約2,205万円)以上の年金を受け取り、医療保険もあり、元大統領として国内外を訪問する際には旅行費用も出してもらえる。退任直後から7カ月間にわたり「退任後の生活に慣れるための支援サービス費用」も受け取っているはずで、「旅行しかしてないじゃないか」と苦々しく思っている人は多いようだ。
「成功とは大金を稼ぐことじゃない。どれだけ人々の人生に変化をもたらしたかによって、成功したかどうかは決まる」と言いつつ、大金がないとできない豪華な暮らしをエンジョイしているミシェル夫人。「最高で最低の大統領」だとディスられることも多いオバマ夫妻に対する批判の声を、どうかわしていくのだろうか。