「石を拾った帰りに事故」「夜更けに激痛」素人が“行ってはいけない”パワースポット11
神社をはじめとするパワースポットに出掛けるのは、願い事をかなえたいときか、パワーを授かりたいときだろう。しかし、参り方次第では悪気がないまま「神社の闇部分に触れてしまうことがある」という。パワースポットの書籍などを手掛け、神社仏閣の知識も豊富なA氏が「実は、素人が行くのは危険」と話す、“行ってはいけない”パワースポットとは?
まず、なぜ神社がパワースポットとされているのだろうか。A氏は、古来の聖地に建立している神社が多いこと、そして、そこで長年祭りが行われてきたからだ、と話す。人々が神に祈り、神を降臨させてきた歴史の積み重ねが、聖なる力の土台となっているようだ。そして、「人々の思いが積み重なった場所である」ことから、よからぬ思いを参拝客が持って帰ってしまうこともあるという。
<危険なパワースポット1:人がたくさん死んだ神社は危険度◎>
戦場となった神社は数多くある。「神域で殺し合いをするの?」と、驚かれるかもしれないが、神社には整備された広い境内があるため、戦の際に陣営を敷くのにうってつけ。関東では、鎌倉近辺に多く、戦場だけではなく、源義経や護良親王ら、悲劇のヒーローの首が洗われたり、捨てられたりした神社もある。
◎誉田八幡宮(羽曳野):大阪夏の陣、「道明寺・誉田の戦い」の陣地となった。「誉田林古戦場跡」の石碑がある。
◎生田神社(神戸):源平合戦では神社の森が戦場となっている。
◎安居神社(大阪):真田幸村最期の地。境内で敵に首をとられたともいう
◎白旗神社(藤沢):義経の首を洗った井戸
◎王子神社(横浜):後醍醐天皇の皇子、護良親王の首が埋められた。
悲劇のあった神社では、あまりうるさく騒がない方が良いだろう。戦が上手で武士たちの信望も厚かった護良親王は、歴女からの人気も高い。護良親王ファンの歴女B氏が、お守りにするつもりで、首を洗ったとされる井戸のそばで石を拾ったところ、その帰り道で車が事故に遭い、むち打ちの後遺症が残ってしまったという。「単なる偶然かもしれないが、その地で非業の死を遂げた偉人がいたことを心に留め、敬意をもって参拝してほしい」とA氏は語る。