アンバー・ハード、世界的大富豪と破局! 相手はモラハラ男だった!?
イーロンは00年1月に大学時代のガールフレンドで作家志願のジャスティン・ウィルソンと最初の結婚をし、08年に離婚している。その後ジャスティンは10年に、女性誌「マリ・クレール」にエッセイを寄稿した。イーロンからはかなり強引にアタックされたこと。ジャスティンが卒業後、ESL教師として日本に滞在していた1年間は別れた状態だったが、カナダに帰国後まもなくして復縁したこと。シリコンバレーに移住していたイーロンは起業した「Zip2」で羽振りが良くなっており、彼女にクレジットカードを渡して「いくらでも本を買っていいぞ」と言ってくれたこと。それから2年たってZip2を売却し、のちにPayPalになるX.comの成功によってイーロンが大富豪になり、「私はそろそろ捨てられるな」と思った頃にプロポーズされたことを告白した。
そして、彼は女性が仕事に対する野望を持つことを理解してくれる人で、スイートな男性だと持ち上げつつ、「なんでも自分の思い通りに事を進める俺様男」だと暴露したのだ。
「結婚披露宴でスローダンスを踊っていた時、『この結婚で上に立つのは俺だからな』と囁かれた」そうで「結婚2カ月後に”婚姻後財産取り決め書類”に署名させられた」とのこと。「この結婚で上に立つのは俺だから」という言葉をジャスティンは軽く流していたが、結婚生活が始まってから、それが冗談ではなかったと思い知ることになる。イーロンはなんでも自分の思い通りにしたがり、ジャスティンは「帰宅しても仕事モードのままで、私の欠点ばかり指摘する。『私はあなたの妻よ。あなたの従業員じゃない』と言い返したことも1度や2度じゃない。そのたびに『もし君が従業員ならとっくにクビにしてる』って言われた」と回想。その上で、「イーロンは男社会の南アフリカで育ったから、このような価値観になったのかもしれない」と分析した。
eBayがPayPalを買収した02年、2人はロサンゼルスに移住し第一子に恵まれるが、生後10週間でSIDS(乳幼児突然死症候群)で亡くしてしまった。イーロンはこの長男の死について語ることを拒否し、すぐに次の子どもが欲しいと切望。ジャスティンは体外受精により双子、その後三つ子と、男の子ばかり5人を出産した。
結婚して7年が経ち、超豪華な生活を送るようになったジャスティンは、念願の本も出版できたが幸せではなかった。イーロンは仕事に夢中で、夫婦の会話はないに等しかったからだ。
それどころかイーロンは彼女の意見を無視するようになり、「髪をブロンドに染めろ」と命令。全部染めるのは嫌だとハイライトだけ入れた彼女に、イーロンは「プラチナ・ブロンドにしろ」と強く命じたという。ジャスティンは、イーロンが自分に求めていたのは、外見的に他の男たちが羨むような「自慢できる妻」になること。つまり「成功した男だけが手にいれることができるトロフィーワイフ」が欲しかっただけだったと回想している。
08年の春、ジャスティンは運転中に車に追突されたのだが、このときジャスティンは「よかった、みんな無事で。誰か怪我してたら、イーロンに殺されるところだった」と真っ先に思い、この夫婦関係がおかしいことに気づいた。涙を流しながらイーロンに「平等な関係でいたい」「対等な夫婦でいたい」と訴え、一緒にカウンセリングを受ける同意も得た。しかし、それから1カ月後、イーロンに「今日この夫婦関係を修復するか、明日離婚するか。どっちかだ」と突きつけられ、翌日離婚を申請させられてしまう。
ジャスティンはどこまでも自分勝手なイーロンに脱力したものの、「モラハラを受ける日々から解放される」とホッとしたという。
離婚からまもなく、イーロンはイギリス人女優タルラ・ライリーと婚約する。タルラはブロンドの髪に、スタイル抜群なセクシー美女。まさに彼が求めていたトロフィーワイフとして申し分なかった。2人は10年に結婚するが、11年には別居。12年1月にイーロンがツイッターで「素晴らしい4年間をありがとう。永遠に愛してるよ。いつかきっと誰かを幸せにできる日がくるよ」とタルラにリプライを送り、「SNSで離婚発表か」と話題になった。
イーロンは経済誌「フォーブス」の取材に対して「数カ月離れ離れになることで絆が強くなればと思ったのだけど、残念ながら無理だった。愛してはいるけど、恋愛感情はない。彼女が欲しいものを与えられないし。結婚を維持するのは本当に難しいことだね」としみじみと語った。だが、13年7月に2人は再び結婚。そして15年1月1日にイーロンが離婚申請するも、春に復縁、16年3月にはタルラが離婚申請……と、ごく短い間に破局と復縁を繰り返した。
そして離婚成立から4カ月後、イーロンとアンバーのロマンスが噂されるようになった。
イーロンは、映画『アイアンマン』シリーズの主人公トニー・スタークのモデルとしても知られている。そのため『アイアンマン2』(10)にカメオ出演したり、天才理数系男子たちの人気コメディ『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』にゲスト出演するなど、ハリウッドの出演オファーを気前よく受けている。アンバーと知り合ったのも、『マチェーテ・キルズ』(13)へのカメオ出演時だ。
米業界誌「The Hollywood Reporter」によると、『マチェーテ・キルズ』の撮影が行われていた13年にアンバーはジョニーと熱愛中だったため、イーロンは「デート目的じゃなくて、話をしてみたい。純粋に興味を惹かれるんだ」と映画のエグゼクティブ・プロデューサーにメールで頼み込み、ランチをセットアップしてもらったのだという。「デート目的じゃない」と強調していたものの、魅力的なアンバーとお近づきになりたいという下心は見え見え。アンバーもそのことに気づいてか、ランチにはジョニーを連れてやってきた。会は終始穏やかな雰囲気で、3人は、闘病中の子どもたちと俳優、ミュージシャンたちの交流を行うNPO団体「THE ART OF ELYSIUM」の話で盛り上がったと報じられている。
そこからしばらくイーロンとアンバーは単なる友人という関係だったが、アンバーの離婚のゴタゴタの最中に急接近。「離婚騒動で世間から大バッシングされる中、精神的・金銭的にサポートしてくれる大富豪に言い寄られたら、誰でも恋に落ちてしまうだろう」というのが大半の外野の見方だ。「金銭的に」というのは、アンバーはこの離婚によって金銭的にピンチに陥り、それをイーロンが援助しているのでは、という噂が流れていたことを指している。
復縁の可能性を匂わせていることから、2番目の妻タルラのようにすぐによりを戻す可能性は十分にある。電撃結婚する可能性もゼロではないだろうが、そうなったとしてもイーロンは仕事を優先させるだろう。世間も、イーロンがアンバーとの関係を語るより、AIや火星移住について語ることを期待している。アンバーがどこまでイーロンに合わせて耐えることができるのかが、復縁の鍵となりそうだ。