アンバー・ローズ、陰毛写真をインスタ投稿で大炎上! フェミニズム活動の一環と本人は主張
「スラット」とは“売女”や“あばずれ”という意味を持つ。露出度の高い服を着たり、セクシーな雰囲気を持つ女性を「誰にでも股を開く女」「レイプされて当然の女」と見る性差別を指して、「スラット・シェイミング」と呼ぶ。そして「スラット・ウォーク」とは、11年にカナダの警察が「レイプ被害に遭わないために、スラットのような格好をすべきではない」と発言したことに対して、女性たちが「スラットな格好をしていたら『レイプされても仕方ない』って犯人を見逃すの? レイプは犯罪でしょ」と反発し、デモを行ったことがはじまりとされる運動である。
アンバーは15年の「スラット・ウォーク」イベントで、「生まれて初めてスラット・シェイミングを受けたのは14歳のときだった」「友達の家で“セブン・ミニッツ・イン・ヘブン”して遊んでたんだけど」とその体験を語り出した。「セブン・ミニッツ・イン・ヘブン」とは、その場にいる男女の中からくじ引きなどでランダムでペアを組み、”2人だけで暗闇の中に7分間いる”という性的な行為を目的とするゲームだ。「ペアになった男子と、クロゼットに入ってキスしたの。そうしたらその子に『ひざまずけ』って言われて、『えっ、なんで?』って聞き返した。14歳の私は、それが何を意味するのかわからなかったから。でもその子が繰り返し言うから、そうしたの。そうしたらその子、クロゼットのドアを開けたのよ! 目の前にはその子のチンコがあって、ほかの友達にその姿を見られて」「そのせいで学校中からスラット・シェームされ、転校したいくらい悩んだ」と告白。これが現在の活動の原点になっているという。
元カレ2人との交際で有名になったアンバーは、元ストリッパーであること、露出度の高い服を着まくっていること、インスタグラムにお尻を振りまくる動画を投稿していることから、ネット上で「スラットな女」「セックスでのし上がってきたんでしょ」とバッシングされている。このバッシングが、アンバーを“フェミニスト・モンスター”化させたそうだ。
15年のMTV Video Music Awardsでは、アンチにこれまで言われた性差別悪口をプリントしまくったボディスーツを着て出席。同年、コメディ動画サイト『Funny or Die』で「セクシーな服着てセックスして朝帰りして何が悪い。全部あたしが決めたことだし」と皮肉るコントに出演。「スラット・シェイミングするのが大好きなんでしょ」とセクシーな下着姿のセルフィーを投稿したり、セクシーな格好で夜遊びした親友のブラック・チャイナが「最低な母親」とバッシングされた時には、「ママだってどんな格好したっていいのよ。私たちはどんな格好で何していたって、ママってことには変わりないんだから。ってか、ママだってセクシュアルな人間なんだよ。お前ら、どうやってこの世に誕生したのか考えてみなよ。笑」というメッセージをFacebookに投稿するなど、アグレッシブかつ過激に活動。
「The Amber Rose Foundation」を立ち上げ、これまで以上にセクシーな写真をツイッターやインスタグラムに投稿するようになり、「多くの人は、“スラット”は乱交好きな女で金や物のためにセックスしたり、ただ単にセックスが大好きだったりする女だって定義づけてるよね。でもそうじゃないんだよね……自分の美やセクシュアリティと向き合うことができない、自分に自信を持てない臆病な男や女が(腹いせに)ほかの女性を見下してやろうって使ってる言葉なんだよね」「私も昔はその言葉に傷ついてたけど、今は違う。どんな軽蔑的なレッテルを貼られたって、両腕を大きく広げて受け入れてあげられるわけよ」と宣言。「世界中の多くの女性たちにも、あたしと同じようにしなよっておススメしてるのよ」と、これからもガンガン活動していくとアンチたちに対して宣戦布告までした。