アンバー・ローズがブランジェリーナの子どもを「トランスジェンダー」と一刀両断

　2004年に、映画『Mr．＆Mrs．スミス』で共演したブラッド・ピットを、妻だったジェニファー・アニストンから略奪したアンジェリーナ・ジョリー。その後、事実婚状態のまま実子を3人出産、3人の養子と合わせて6人の母親となり、昨年はブラッドと晴れて夫婦にもなれ、幸せな日々を送っている。彼女が一番最初に産んだ子が、女の子であるシャイロ・ジョリー・ピットで、今年の5月で9歳の誕生日を迎える。

　シャイロは、美形両親の血を引く最初の子であることから、出産前から世界中の注目を浴びてきた。誕生後は、人気芸能誌「People」で全米に、大手芸能誌「Hello」でイギリスにお披露目され、生まれたての新生児だが美形であることははっきりとわかる端正な顔立ちのシャイロに「どんな美少女に育つのだろう」と世間はため息をついた。

　しかし、成長と共にシャイロの男子っぽい姿がパパラッチされるように。かわいらしい女子ファッションを好む養女のザハラや、同年代であるトム・クルーズとケイティ・ホームズの娘スリ・クルーズとは対照的に、髪はボサボサ、Tシャツにショーツ、おまけに前歯も抜けており、「乳歯が抜けるには早すぎる。相当のおてんばなのだろう」「唯一の遊び相手である2人の兄の影響を受けているのでは」とみられていた。

　その後も、男子のようなシャイロばかりがパパラッチされていたが、2010年には世間が驚く写真が公開された。シャイロが上半身裸体で男子用の水着を着てプールで遊んでいる姿が、米大手芸能誌「US Weekly」に掲載されたのだ。

　この写真が公開される少し前、アンジェリーナは人気月刊誌「ヴァニティ・フェア」のインタビューで、「シャイロが好むのは、モンテネグロ・スタイルなんだなって感じてるの。男子の格好をするのが好きなのよ」と説明。「男の子になりたいって願望があるのよね。だから髪も短く切ってあげてるの。彼女が身に着けたいって思うのは、男子用のものばかり。兄たちと一緒、仲間だって思ってるのよね」と語ったばかりだったが、海パンをはかせることに世間は唖然。アンジェリーナの発言を、「大好きな兄たちと一緒にいるから、自分もその一員だと思い、男子の格好をしたがってるだけ。別に性同一性障がいとかいうわけじゃない」と受け止める一方、「そんなに楽観していいのか？」「それより、モンテネグロ・スタイルってなんだよ」と大バッシングした。

　実はブラッドの方も、08年にトーク番組に出演した際、「シャイロがさ、自分のことはジョンかピーターって呼んでくれって言うんだよ。ピーターパンの影響だと思うんだけど。だから、ジョンと呼んでるんだ。シャイ、って呼びかけると、『ジョンだよ！　オレはジョン！』って怒るんだよ。親としてはかわいいな～って思うけど、人さまは嫌悪感を抱くんだろうねぇ」と述べていた。この時は、まだ2歳だったため微笑ましく思われていたのだが、裏を返せば、わずか2歳でシャイロには男子になりたい願望があったことになる。

　その後も、シャイロは男子路線を爆進。昨年夏のバケーションも、海パンで元気に泳ぎ、すっかり男子スタイルが定着。年末には、アンジェリーナが監督した『Unbroken』の上映プレミアに、男子用スーツにオールバックヘアーで出席。ズボンのポケットに手を突っ込み、キリッとした表情でカメラのフラッシュにも動じずポーズをとり、「堂々としている」「顔立ちがアンジーにそっくり」と話題をさらった。

　そんな中、ストリッパー出身のモデル、アンバー・ローズが、Twitterに上映会プレミアに出席したときのシャイロの写真を掲載し、「ジョン・ジョリー・ピットって最高にゴージャスじゃない？　彼にとって完璧な家族のもとに生まれることができて、よかったね」というツイートを投稿。ツイートには、「トランス（ジェンダー）のガキ」というハッシュタグをつけ、これにネット民が「それ、言う!?」と大騒ぎし始めた。

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