[ジャニーズツッコミ道場]

「大丈夫なのか」「問題では」とジャニオタの脳を刺激する、滝沢秀明『こどもつかい』

2017/06/19 17:30

多くは語れないが、どうしても連想してしまうもの

 キャラクターは『チャーリーとチョコレート工場』のジョニー・デップにも似ているし、『チャイルド・プレイ』のチャッキー的な部分もあるし、演出はところどころドリフのコントのようでもある。

 特に、タッキーと有岡2人だけのシーンが終盤にあるのだが、カウンターを挟んで真顔で交わされるブラックジョークのようなやりとり(※ヒント「ティッシュ」がからむ)には、本気で吹き出しそうになってしまった。

 おまけに、数々の事件の発端となった「トニー」の秘密……多くは語れないが、どうしても連想してしまうものがある。キャラクターの名前も、性質も、何かといろいろ問題だと思う。大丈夫なのだろうか。

 この映画を普通の親子やカップルがどんな思いで見るのか、正直気になるものの、ジャニオタ、特に舞台などに足を運ぶ機会もあるディープなジャニオタなら、まず確実に楽しめると思う。余談だが、自分はリピートしてしまうかもしれないと感じている。

 「怖い」という口コミも「コメディ」という口コミも両方あるが、舞台挨拶で有岡が語った言葉「恐怖と笑いは紙一重だと思うんですよねえ」は、実はかなり真理である。
(田幸和歌子)


最終更新:2017/06/19 17:30
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もしや……トニーがしくじった……のか!?