風俗嬢を「オナニーの道具」として扱う男は、一生女ひとり満足させられないと思う
ソープだけでなく、ヘルスでも意外とこういう男性はいる。出稼ぎ先の福島のデリヘルで出会ったクソ客、“全身刺青男”もそうだった。風呂は拒否するし、右乳首舐めろ、左の乳首も舐めろ、玉も舐めろ、今度はこっち側に来て寝そべって、玉をいじりながら乳首を舐めろと、全て“俺”のペースに引きずり込まれる。
こちらの言うことなんて、まったくお構いなし。そして、なんでも言うことを聞くと思って調子をこいたのか、「そのまま俺の上に乗っかって挿入しろ」とあり得ない発言。なのに目線の先は、ラブホのテレビに映し出された自前のお気に入りAV。お気に入りの抜けるシーンを繰り返し再生したり、早送りしたり。左手にはテレビのリモコン、右手は私の後頭部に置き、勝手にイラマチオをしようと企んで、強引に押してきたり。
私はオナニーするためのお手伝いにすぎない。すんげーつまんないプレイ。そんな奴のいいなりで、ヘルスでタダマンコなんてありえないし、絶対に阻止。意地でもまんこは貸さない。女性をぞんざいにするこういう奴ほど、次の指名は100%と言っていいほど返ってこない。
地雷接客、手抜き接客をやってやりたいくらいだけど、プレイが全て命令口調だから手を抜くこともできずに、結局指示通りやらされる羽目になった。マグロ男とも違う、ただ命令をして、それに付き合わせる、つまらない男とのSEX。マグロ男の方が全然いい。別に危害はないからいいのだけどさ。いいのだけれど、風俗嬢なら何をやってもいいと思っている。
痒いところに手が届く、便利な風俗嬢ってとこか。風俗嬢を人として見ていないのだろうな。こういう人に出会うと、風俗嬢であることを、あらためて惨めな気持ちにさせられる。なのに、従順な私の様子で調子に乗った刺青男は、「この後仕事何時上がりー? 終わったら飲みに行こうよ」だってさ。
どこまでも強引で命令口調の勘違い男の鼻をへし折ってやるために、行ってもよかった。出稼ぎ先じゃなかったら。「大丈夫? 普段からいつもあんなセックスしているの? やばくね?」って、男としてのプライドをズタズタにして、しばらく勃起できないようにしてやりたかった。
風俗嬢相手ですら普通のセックスができないとか、こういう人たちはいざという時、大事な女ひとり満足させるセックスなんて、きっと一生できないんだろうなーとつくづく思う。
*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。
ブログ「続・おちぶれ続けるアラフォーでぶ女の赤字返済計画」