中居残留、香取&草なぎは独立――ジャニーズ御用雑誌が「分断」報じるワケ
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
本当に嫌になる。森友学園、加計学園、前川善平前事務次官の告発、元TBS記者・山口敬介記者のレイプ揉み消し。安倍政権をめぐる“事件”“スキャンダル”の数々だ。しかし安倍晋三首相、菅義偉官房長官はこれに平然と“嘘”で応酬。なぜこんなデタラメなことが許されるのか。
第366回(6/25~30発売号より)
1位「中居正広 大どんでんで『別れの決断』 香取慎吾 SMAP最後は意外な結末」(「女性セブン」6月8日号)
2位 「矢口真里 恋人・梅田賢三氏と育む“すき家”の絆」(「週刊女性」6月13日号)
3位「手越祐也 『母への豪邸』1億円ローンを7年で完済!」(「女性自身」6月13日号)
この情報をどう解釈するのか。「セブン」が報じた中居正広のジャニーズ事務所“残留説”。まずは元SMAPのうち、草なぎ剛、稲垣吾郎の仕事減少を伝えた上で、「一転、最近になって中居さんと香取くんの足並みが揃っていない」とぶち上げた。
確かに、元マネジャーI女史が立ち上げた会社の体制も整いつつあり、中居ら独立派4人もいよいよ本格的に動くと思われた矢先、今回の「セブン」をはじめ、「東スポ」やネットサイトなどで取り沙汰され始めた中居残留説。その根拠として「セブン」が挙げるのが、I女史が関係筋に挨拶周りをした際、連れて来たのは草なぎと香取だけで、そこに中居と稲垣の姿はなかったというもの。
さらに記事では、無責任に立場を変えることで中居のことを慕うスタッフの仕事がどうなるかわからない、という配慮から、“香取と袂を分かつ”ことになったこと。そして、それに対し香取も中居の決断を“認めている”ことが記されていく。要するに、中居の残留を美談の決意として“持ち上げて”いるのだ。