「性病検査を受ける男はカッコいい」AV男優しみけんが語る性感染症予防とコンドームの重要性
――先日は、ニコニコ超会議にも参加され、感染症医の忽那賢志先生と共に性感染症についてトークされたんですよね。
しみけん はい。そこで初めて知ったのは、子宮頸がん予防のHPVワクチンは男性にも有効ということです。このワクチンは副作用のニュースもあるので、打つ際はリスクをよく考えた上での接種となりますが、賛成派の医師が多いと聞いたことがあります。
子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウィルス(HPV)です。まず男性がこのウィルスをもらって、女性に感染するのですが、男性は症状が出ないんです。で、いきなり彼女にヒトパピローマウィルス陽性が出ると、「お前、浮気してんじゃないの?」となりますが、実はもともと自分の方が持っていた可能性もあるわけです。HPVワクチンを打っているとピンポン感染(パートナー間で性感染症を交互にうつし合ったり、繰り返したりすること)を防げるだけでなく、肛門がん、尖圭コンジローマの予防にもなります。
――そのお話を聞いて、しみけんさんはHPVワクチンを打たれたのですか?
しみけん 実は今日、接種する予定だったのですが、ちょうど6日前にA型とB型の肝炎のワクチンを打っていたので、打てなかったんです。次のワクチンを打つためには、1週間空けないといけないそうで。それも新しい知識でしたね。だから、今日は性病検査だけ受けてきました。
――性病検査は、どのくらいの頻度で受けているんですか?
しみけん 2週間に1回です。これは何度も言っていることなのですが、スポーツカーに乗っていたり高い腕時計をしていたりする男よりも、月に1度の性病検査で自分を管理している人の方がカッコいいと。僕もいろいろと高いクルマや腕時計を買ったり、黒いクレカを持ったりしましたが、そんなのハリボテなんです。それらを持っていなくても魅力的である男性の方が、よっぽどカッコいいと思います。
(姫野ケイ)
しみけん
AV男優。1979年9月1日、千葉県生まれ。2017年現在、男優歴19年、経験人数9000人、年間約500本の作品に出演する、正真正銘のトップ男優。他を圧倒する知識と経験で、女優からの信頼も厚い。「しみクンニ」「ロールスロイス」など、オリジナルの技も考案する。クイズ好きとしても知られており、『BAZOOKA!!!』(BSスカパー!)の「地下クイズ王決定戦」では2連覇を達成。著書に『AV男優しみけん 光輝くクズでありたい』(扶桑社)、『SHIMIKEN’s BEST SEX 最高のセックス集中講義』(イースト・プレス)がある。ブログ Twitter