サイゾーウーマンカルチャーインタビュー性病検査を受ける男はカッコいい カルチャー AV男優しみけんさんインタビュー 「性病検査を受ける男はカッコいい」AV男優しみけんが語る性感染症予防とコンドームの重要性 2017/05/26 15:00 インタビューAV男優性感染症 しみけんさん 先日結婚した菊川怜の夫に、婚外子が4人いたことが報道され、世間では「なんでこんな男と結婚したのか」などとあきれた声が上がっている。また、W不倫騒動中に授かった第二子が誕生したファンキー加藤について、ネット上では「素直に祝福できない」との声もある。避妊をせずにセックスに及んだことで起こってしまったこれらのトラブル。5月17日に上梓された『SHIMIKEN’s BEST SEX 最高のセックス集中講義』(イースト・プレス)の中で、著者のしみけんさんは「コンドームをつけない男は本当のダメ男」とキッパリ断言する。セックスが仕事であるAV男優の彼が、コンドームによる避妊や性感染症についてどう考えているのか聞いた。 ■快楽を優先しすぎて相手への配慮が欠けがちな10代男子 ――『SHIMIKEN’s BEST SEX 最高のセックス集中講義』は男女向けのセックスハウツー本ですが、どんな人に読んでもらいたいですか? しみけんさん(以下、しみけん) 一番読んでほしいのは10代の男の子。10代の男の子って女性への配慮が欠けているがために女性を傷付けて、それがトラウマになってセックスが苦手になるという女性が非常に多いと感じています。 ――10代の男の子が、女性に対して配慮が欠けているというと? しみけん 自分中心なんです。10代って、自分が一番かわいいんです。生きているうちに、自分の人生の主人公は自分ではなくて他人なんだなと、世の中のことが見え始めると、愛を振りまけるような人になれるわけですが、僕がそれに気づき始めたのは30代前半でした。 そして、自分の人生の主人公が自分のままで一生を終える人が本当に多いと思います。給料が多い・少ないにかかわらず、人のために使っているお金がどのくらいあるか見積もったとき、7~8割は他人のために使っていきたいと、僕は思うようになりました。 ――しみけんさんが、そのように変わったきっかけはあったのでしょうか? しみけん 僕は女性関係でよくもめたり、離婚したりしました。そのとき、相手はなぜこういう言動を取るのかと考えていくうちに、「結局、僕が自分中心で考えているからじゃん」と、気づいたんです。それからは、なるべく相手のことを考えて、コミュニケーションを取るようにしていますが、恥ずかしながら今でも、頭ではわかっていても、自分が中心になっているときが多々あります。 僕、実は女性関係のトラブルで貯金を4回も失っているんです。地位や名誉を全部持っていかれた末に、どん底からはい上がれた人って「ここからもう一度、新しい人生を楽しめる」と思える人たちだと思います。僕もあきらめ半分、そしてもう半分がそう思えたのがラッキーでした。痛い目に遭わないと、気づけませんから。頭を使ってはい上がれる人は、自分が自己中であることに気づけます。本当に頭が良い人は、痛い目に遭う前に気づけるんでしょうけど。 次のページ 女性がセックスを断る際は、したくない理由を必ず伝える 1234次のページ Amazon SHIMIKEN’s BEST SEX 最高のセックス集中講義 関連記事 自分のペニスを博物館に寄贈!? 異色ドキュメンタリー『最後の1本』をしみけん×大泉りかが語る「AVはファンタジー」 人気AV男優が語る、性感染症について知る重要性コンドームだけでは不十分! エイズ発症を防ぐ「唯一の方法」とは?撮影のヤラセ暴露、コンドームをつける大切さ啓発……紅音ほたるの女優引退後の活動「性欲を受け入れてくれる安心感」――女がエロメンで満たされる欲望とは