『やすらぎの郷』、前科持ちの従業員・一馬に視聴者の意見は真っ二つ! 悪い奴か愛嬌か?
ニッポンのお茶の間をわかし続ける“昼ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(月・木曜日)お届けします!
『やすらぎの郷』(テレビ朝日/月~金、昼12時30分) テレビ業界人専用の老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」を舞台に、家族、財産(遺産)、過去の栄光、恋、死への恐怖、芸術への心残り……、さまざまな思いを抱える老人たちと、彼らに翻弄される脚本家・菊村栄(石坂浩二)の姿を描く物語。
■5月19日(金)/35話~5月22日(月)/36話
35話では、高井秀次(藤竜也)の失踪に関わっているのではないかと刑事に家宅捜査された井深凉子(野際陽子)の人権侵害を訴えるため、栄が入居者代表に仕立てられ理事長夫妻に抗議に行かされる。施設の理事である名倉みどり(草刈民代)は非を認めるものの、事態の深刻さを理解していない入居者の態度がもどかしくてならない。施設内ではなんと誰が秀次をかくまっているのか、入居者同士で馬券がやりとりされていたのだ。さらに馬券の大穴には栄の名前も。購入者は栄の元に秀次を匿ってくれと訴えた「やすらぎの郷」の従業員・宮下一馬(平野勇樹)だった。
その晩、ついに栄のもとに秀次が匿われていることが一馬の従業員仲間に発覚。しかも一馬は、自分が栄に頼み込んだにも関わらず、栄が主犯だと嘘をつく。これには、視聴者から「先生のせいにしたのかよ。一馬のせいで、先生の部屋に秀次が来てるのに」「一馬いいやつだと思ったらめちゃくちゃ性格悪いじゃん」との声が。しかし、反対に「前科者でもある一馬のちょっとガラ悪い感じが最高」「素直で、バカで、ちょっとズルくて、いいやつで、ものすごく人間っぽくて凄く好き」「事態を把握した先生に『すいません~~』って感じで両手合わせるの愛嬌があっていい」との声も上がっていた。
36話では、秀次が姿を消して4日めの様子が描かれた。理事長夫妻は男性入居者が関わっていると疑い始め、警察の介入もにおわせる。栄は一刻も早く打開策を見出そうと、スタッフらとともに、騒動の真相に気づいた、姫こと九条摂子(八千草薫)のヴィラを訪ねる。そこには、最初に気づいていたという三井路子(五月みどり)の姿もあった。2人は、誰も傷つけない解決策として、栄などは到底思いもつかない驚きの方法を授ける。それは、いなくなっていた秀次が、ある朝、気づいたらちゃんとベッドの中にいた、と「神隠し」を装うというもの。栄とスタッフは秀次を説得し、なんとか自分のヴィラに戻らせるのだった。
今週はどうやら妖刀・村正も登場するようで「心底展開が読めない」「老人ホームに刀……?」とすでに反響の声が。次はいったいどんな騒動が「やすらぎの郷」に巻き起こるのだろう。