『ひよっこ』有村架純と宮元信子の『あまちゃん』コンビ再び! 「春子と夏ばっぱだ」と感動の声
『ひよっこ』(NHK総合/月~土、午前8時) 茨城県北西部の村に生まれたヒロイン・谷田部みね子(有村架純)が主人公。みね子が集団就職での上京を経て、様々な経験を積みながら自分の殻を破っていく姿を描いた成長物語だ。
【サイ女の朝ドラ通信バックナンバー】
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■5月13日(土)/36話~5月16日(火)/38話
36話では、みね子が、父・実(沢村一樹)、そして母・美代子(木村佳乃)も訪れた赤坂の洋食屋・すずふり亭を訪れる。みね子を温かく迎え入れる店主の鈴子(宮本信子)や料理長の省吾(佐々木蔵之介)。初めての給料で、すずふり亭の料理を食べてみたいというみね子に、省吾は休憩時間にもかかわらず、特別に店をオープンするのだった。
2013年上半期の朝ドラ『あまちゃん』では、アイドルを目指して上京する娘・春子と、それに反対する母親・夏を演じていた宮本と有村だが、今回は上京してきた少女と、その少女を支える人物という関係で描かれている。そんな2人の姿に、視聴者からは「春子と夏ばっぱをまた見られるなんて!」「みね子に頑張れって言ってるのに、『春子、頑張れ』って空耳が聞こえる」「これは東京行きを許さなかったことで仲違いした2人のパラレルワールドなのかもしれない」と大反響。朝ドラファン必見のシーンとなったようだ。
みね子が警察官・綿引(竜星涼)と一緒に、実が目撃された街を訪れる姿が描かれた37話。実の写真を見せて道行く人に尋ねるが、手がかりは見つからない。そんなある日、みね子たちはコーラス活動で故郷への思いがつづられた「椰子の実」を歌う。その歌を聞いたみね子の職場仲間・澄子(松本穂香)は、故郷からハガキ1枚来ない自分を恥ずかしいと感じつつ、優しい祖母のことを思い出し、布団で涙を流していた。
38話で澄子は、ぼーっとして工場でミスを連発し、その日の夜、大好きなカレーライスが夕飯にもかかわらず、突然姿を消してしまう。みね子たちは、祖母が恋しくなり田舎に帰ろうとしているのではないかと、澄子を探して上野駅を探し回る。しかし、実は澄子は1人で銭湯に行っており、のぼせて病院に。しかもその理由は、元気を出してカレーライスをいっぱい食べるため。そう語る澄子に怒るみね子たちだが、澄子は自分を心配してくれるみね子たちの姿に、うれしさから涙を流すのだった。
5月13日の放送では、自己最高となる平均視聴率20.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得した朝ドラ『ひよっこ』。視聴者からの人気に比例して、視聴率もじわじわと上がっているようだ。