仁科友里の「女のためのテレビ深読み週報」

ゲス乙女・川谷絵音、「元妻と連絡取ってる」発言に見る“衝動に弱すぎる男”の顔

2017/05/11 21:00

川谷も元妻を必要としている?

 それに平然と応じる川谷もすごい。「文春」に掲載されたLINE画面から考えて、川谷サイドから流出したと考えるのが自然だろう。川谷の携帯を触れる人物はごく限られており、元妻が犯人とはいわないが、それができうる、もしくは加担できる1人ではあるだろう。また、元妻は、ベッキーとの不倫がまだ世間にバレる前、離婚を望む川谷を受け入れなかったわけだから、一時期、川谷の“敵”だった。にもかかわらず、なぜかあっさり友達のような関係に戻っているということは、元妻が川谷と相談を持ちかけてつながっていたいのと同様に、川谷も元妻を必要としているように見えて仕方がない。ほのかりんという新しい彼女がいるのに、いまさら元妻が必要なわけはないという見方もあるだろうが、「ほのかりんだから、元妻が必要なのだ」と、仮定すると、違う構図が浮かび上がってくる。

 「文春」に未成年飲酒疑惑を報じられたほのかりんは、事務所を解雇、現在の芸能活動は開店休業状態だ。そのせいで精神状態がよろしくないのか、それとも素の性格か、Twitterにコンドームの箱を握った画像をアップしたり、画像に「しね」と書き込んだり、挑発的な行動を繰り返している。川谷は、そんなほのかりんとの交際は認めつつも、同番組で、「(交際が)楽しいかどうかわからないですけど」とコメントしていた。手がかかって困るという一種のノロケだろうが、ほのかりんに手を焼いた時、人一倍こらえ性のない川谷には、甘える人が必要なのではないか。その時こそ、“仕事の相談に乗ってくれたお礼に”などという口実を用いて、元妻が近づいてくる可能性はある。

 元妻がどんなつもりで川谷と連絡を取っているか、他人にはわかるはずもなく、全ては推測にしかすぎない。けれど、ひとつ言えるのが、衝動的で、何も考えていないオトコに、誠意を尽くしても時間のムダでしかないということだ。なぜなら、衝動的に生きているとは、自分しか好きではないと、ほぼ同義なのだから。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの


最終更新:2017/05/11 21:00
達磨林檎
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