木村拓哉、“娘”タブーを解禁の焦り――静香との「母娘写真」に実名表記で報じる意図
だが、「自身」の“キムタク娘”絶賛記事を読んでいて、デジャブ感に襲われた。そう、キムタク娘を持ち上げる記事が掲載されるのはこれが初めてではない。今年の「女性セブン」1月1日号でも「静香の娘 『3カ国語ペラペラ海外留学』『フルート奏でて受賞』遺伝子開花率92%の日々を」と題された記事があったから。もちろん「セブン」記事では娘たちを絶賛し、ついでに母親である静香の完璧な子育てをここぞとばかりに紹介していた。
これまでメディア露出がほぼなかった、タブーな存在だった娘たちを立て続けに“ジャニーズ御用達メディア”が取り上げる。もちろんこの異変はキムタク、そしてジャニーズ事務所のイメージ戦略の方針転換であり、一方ではその強い焦りさえをも感じるものだ。
SMAP解散後の今年のキムタクはドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)、そして映画『無限の住人』での怒涛のパブ宣伝で露出しまくったが、それだけでは効果が少ない。“裏切り者”のイメージもなかなか払拭できない。こうなったらタブーだった娘の存在を解禁し、動員しちゃえ!! “アイドル”キムタクが、私生活暴露型のタレント一家にならないよう、祈るばかりだ。
そしてまだまだ予断を許さないSMAP独立派たちの今後について、「週刊女性」が興味深い事実を報じている。それが、芸能界を追放されたI元マネジャーと、その右腕F氏の動向だ。
このF氏とは、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)スタート以前からI元マネの右腕として奔走してきた人物で、キムタクも“スーパーマネジャー”と信頼。さらにIマネが事務所を辞めた以降は、総チーフマネジャーを任されていた人物だという。しかし、そんなF氏が事務所の強い慰留を断り、今年5月に退社するというのだ。
さらに記事では、I元マネが6月に新事務所を設立し、そこにF氏も合流する可能性が示唆されている。加えて、先日の『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)における香取慎吾、中居正広の解散後初の共演についても、独立に向けたテレ朝対策だったともいう。
6月にジャニーズ事務所の根底を揺るがす動きがあると、つまり中居らの独立を強く示唆する「週女」だが、そのXデーは本当に来るのか。今後2カ月間、元SMAPメンバーたちの動向に目が離せない。
ある意味、もっとも女性週刊誌的な記事かもしれない。3回忌を迎えた愛川欽也。その逝去で話題になったのが、「キンキン塾」の看板女優で、愛川の愛人という存在だった。愛川は生前、この愛人女優に5千万円と言われる一軒家をプレゼントしていたが、「自身」によると現在、そこは愛人女優とその恋人との“愛の巣”になっているらしい。しかも愛人女優は、現在、都内の蕎麦屋でアルバイトをしている――。妻のうつみ宮土理は、密葬や偲ぶ会の愛人出席を認めず、今でも怒り心頭のようだが、しかし愛人の方は新たな人生を歩み始めた。愛川、うつみ、愛人。三者のいずれにも切なさを感じる、女性週刊誌の“人生模様”記事だった。