『ひよっこ』絶賛の理由は“リアリティある脚本”!? 視聴者惹きつける「都会と田舎のギャップ」
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!
『ひよっこ』(NHK総合/月~土、午前8時) 茨城県北西部の村に生まれたヒロイン・谷田部みね子(有村架純)が主人公。みね子が集団就職での上京を経て、様々な経験を積みながら自分の殻を破っていく姿を描いた成長物語だ。
■4月19日(水)/15話~4月21日(金)/17話
15話では、東京オリンピックの聖火リレーが、茨城県を走る日の様子が描かれた。奥茨城村でも、みね子や青年団が中心となって自主的に聖火リレー大会を開催し、幼馴染の三男(泉澤祐希)や時子(佐久間由衣)とともに、みね子も懸命に走るのだった。
16話では、奥茨城村で行われた聖火リレー大会の様子がテレビで放送されることに。みね子の家に集まり放送を見たが、そのナレーションは「オリンピック人気に便乗して……」「あやかって……」と、どこか失礼な物言い。気分を害されつつも、「東京から見たらそんなもんだ」とみね子たちは自分を納得させるのだった。
このシーンに視聴者からは、「確かにひどいけど、昔のテレビってこういう上から目線的なところがあった」「奥茨城村の人たちにとっては感動的な聖火リレーだったとしても、東京の人にとっては『どうだっていいもの』でしかないんだなぁ」「こういう温度差が描かれることで、ドラマが引き締まって見える」など、微笑ましい展開の中で挟まれた、現実を突き付けるようなシーンに称賛の声が上がっていた。
17話では、聖火リレー大会と東京オリンピックが終了し、燃え尽きた様子を見せる三男と時子、一方で何かを決意したような表情を見せるみね子の姿が描かれた。そんなある日、母・美代子(木村佳乃)に、失踪した父・実(沢村一樹)を東京へ探しに行った際、親切にしてくれた茨城出身の警察官・綿引正義(竜星涼)から手紙が届く。内容は「いまだに実が見つからない」というもの。しかし、非番の日を使って実を探してくれている綿引の存在を、みね子たちは心底有り難いと感じるのだった。そしてみね子の妹・ちよ子(宮原和)も、仏壇に置いてあった綿引からの手紙を読み、そこで初めて父の失踪を知ることとなった。
みね子は一体何を決意したのか、父の失踪を知ったちよ子はどんな行動を取るのか。次回からも見逃せない展開となりそうだ。