新『ローカル路線バスの旅』、田中要次は「要注意」羽田圭介は「無言」で“壊滅的”コンビ?
人気番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(テレビ東京)の新シリーズが、まさかの大不評だ。
太川陽介&蛭子能収という名コンビのあとを受けて新たに選ばれたのは、ドラマ『HERO』(フジテレビ系)のバーテンダー役で一躍脚光を浴びた俳優・田中要次と、芥川賞作家・羽田圭介。2人は、3月25日に放送された『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』で、静岡・伊豆下田から愛知・知多半島までの乗り継ぎにチャレンジした。しかし、この組み合わせが思わぬ裏目に出たようだ。
「まず田中が、ゴールを早く目指す気がまったくない。むしろ、バスの待ち時間をどうつぶすか、何を食べるか、どこに泊まるかしか考えていないんです。例えば2日目の夜は、浜松駅前でふと目についた『ホテルオークラ』へいきなり泊まろうと言い出す。ちなみに一泊一室3万6,000円です。前シリーズの旅人で、今はナレーターの1人として加わっていた太川も、『それにしてもオークラに泊まるかね。僕たちはなかった』と軽いグチをナレーションしていたほどです。しかし、そんな太川の心の声が届くはずもありません。田中は豪華な室内と最高の夜景に、『チェックアウト(午前11時)までいる?』とノリノリでした」(芸能ライター)
田中は羽田より22歳上、今回のマドンナ・IMALUより26歳上と一番の年長者だが、地図帳をまともに広げもせず、バス発着時刻の読みも甘いため、何本も乗車を逃す失態を見せた。自分たちを追い越していくバスに向かって、「あれ、なんで走ってんの?」「行っちゃったよ」と見送る光景もあった。
これには視聴者も、「バス旅の田中要次、見てるとイライラする」「これだけ追い詰められてるのに、のんびりすることを考えてる田中要次って……」「田中要次じゃなく田中要注意やな」などと非難の声が上がった。
番組側としては、“しっかり者”の太川をイメージしてブッキングしたつもりだったのだろうが、あろうことか田中が蛭子並みの“ポンコツ”だったことが発覚したのだ。さらに羽田の人選にも疑問の声が。
「芥川賞作家ながら、そのひょうひょうとしたキャラクターで人気の羽田ですが、地方の知名度はまだまだ低いようですね。行く場所行く場所、田中とIMALUは握手を求められていましたが、羽田は、先の2人と握手したついでに、素人が気を利かせて仕方なく手を差し出すという気まずい流れに。人気のなさを肌で感じた羽田は、ついに後半から無言となり、テンションだだ下がり。もはや“空気”となり、番組は田中とIMALUの旅番組と化していました」(前出・芸能ライター)
2人それぞれの印象が悪い上に致命的なのは、田中と羽田のコンビネーションが壊滅的に悪いということだ。
「かつての太川と蛭子は、長距離を歩かざるを得なくなり、ベソをかく蛭子に太川が檄を飛ばしたり、逆にそんな太川に蛭子がグチをこぼすなど、そのデコボコぶりが人気を呼びました。しかし、今回の2人はまったくと言っていいほど言葉を交わすことがなかった。2人ともマイペースな性分ですし、それぞれきちんと本業もありますから、テレビ映えをあまり気にしないのでしょう。この2人である必要性がまったくありませんでした」(前出・芸能ライター)
今回の『バス旅』の視聴率は、シリーズ始まって以来最低となる7.1%を記録。第2章は、不安な出だしとなってしまったようだ。
(後藤港)