カルチャー
[おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち]
「出稼ぎ」風俗嬢が見た、福岡のクソ客たちと新潟・長岡の寂しく孤独な男たち
2017/04/09 21:00
もちろん中には遊び方やルールがわかっていない、とんでもない非常識な人もいたけれど、この新潟出稼ぎ生活1年で精神力がかなり鍛えられ、忍耐力もつき、今ではちょっとやそっとのクソ客ではブチ切れなくなった。
安定して稼げていて常連さんも増えたし、人間としてもかなり成長できたのだけれど、いつまでも毎月行ったり来たりの生活も結構疲れる。毎月スーツケースに荷造りをして、新幹線に乗ることに疲れ果て、8月の長岡花火大会を最後に新潟に別れを告げた。
最後の出稼ぎ10日間中、何度も通ってくれたり、餞別をくださるおじさんがいたり、「君がいなくなったら、次は誰を指名したらいいんだ」なんて言われると、本当に切なくなった。仲良くなったおじさんたちそれぞれと、涙涙のお別れをしたり、ラブホテルで尾崎紀世彦の「また逢う日まで」をバックミュージックに流しながらハグしたり。
新潟県民の優しさと、孤独と寂しさに生き耐える、普段は見せない男性たちの姿に、最後まで涙が止まらなかった。
*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。
ブログ「続・おちぶれ続けるアラフォーでぶ女の赤字返済計画」
最終更新:2017/04/10 18:24