まさに劇的ビフォーアフター

1日でなにが? 激太りのスッピンを撮られたケシャ、翌日には別人のような姿で登場

2017/03/24 19:10
1日でなにが? 激太りのスッピンを撮られたケシャ、翌日には別人のような姿で登場の画像1
こちらが「TMZ」にとられた際のケシャ先輩

 近年、音楽プロデューサーのドクター・ルークとの契約解除を求める訴訟で耳目を集めている、歌手のケシャ。これは「性的、身体的、精神的な虐待を加えてきたルーク」と、「彼以外のプロデューサーと仕事をさせてくれないソニー・ミュージック」との契約を解除を求めるものだったが、裁判所は「虐待の証拠不十分」「ルークとの契約は、きちんと交わされた不備なきもの」「ほかのプロデューサーと組んでソニー・ミュージックからレコードを出すという選択はある」として却下、ケシャにとっては厳しい判決となった。

 しかし、ソニー・ミュージックは「ルーク以外のプロデューサーと音楽制作しても構わない」と言っていることから、ケシャはサードアルバムの制作にも着手。ただし、ルークとの契約はそのままのため、昨年4月に発表したDJゼッドとのコラボ曲「True Colors」のリリース前にも、ルークのレーベルから発売の許可を取る手続きを行っていた。そのため、ケシャはルークからきっぱりと解放されたいと、上訴した裁判で強く主張した。

 ところがこの裁判では、ルークが「ケシャはコンサートや物販などの収入のうち10%を“ロイヤルティ”として支払う契約になっているが、守られていない。130万ドル(約1億4000万円)不払いという状態だ」と主張し、ケシャのイメージが悪くなることに。ルークは「制作中のサードアルバムの邪魔なんかしていない」と主張し、今月21日、裁判官はケシャの訴えを棄却した。「主張しているルークからの虐待のうち2つは、契約を結ぶ前に起きたもの。契約後も起こり得ると十分に予見できた」「ファーストアルバムとセカンドアルバムが成功を収めた後、ケシャはルークに印税アップを要求し、断られていた」とまで指摘され、今回も厳しい結果に終わったのだ。

 米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」は、再び敗訴した翌22日、ロサンゼルスのジムの外で撮影したというケシャのパパラッチ写真を掲載。その姿があまりにも別人のようだとネットは騒然となった。

 問題の写真のケシャはノーメイク。激太りし、首の周りについた脂肪の厚みで顎のラインが消えてしまっている。顔はほうれい線やたるみが目立ち、ひっつめた髪はボサボサで、稽古後の力士のよう。太ももはとてもたくましく、おなかの肉が少し乗っているのが、白いTシャツから透けて見える。どこをどう見ても「生活に疲れ果てた中年女性」であり、スター歌手には見えないのだ。


 記事のコメント欄には「裁判のことがあまりにもショックで、一気に老け込んだのか」「これがケシャ!? ケシャを食べちゃった人じゃなくて!?」「ジムの中で一番好きなマシーンは自動販売機、って感じだ」「45歳くらいに見える」など、動揺する声が殺到した。

 しかし、この写真のケシャ。かなりリラックスして微笑んでいる。決して裁判の結果に落胆しているようには見えないのだ。

 ケシャは1週間前、インスタグラムに「自分の体は自分だけのものであり、他人には口出しできないもの」「私の価値を決めるものは、もう私の体型じゃないの。これってすごくない?」というメッセージを投稿。3週間前には摂食障害啓発キャンペーンで、摂食障害に苦しんだ経験を語っており、「今の私は体重が増えたことや見たくれなんて気にしない」と宣言している。

 身長175cmと長身のケシャは、普通体型でも大きく見えがち。もともと肉がつきやすい体質なのか、2011年にはおなかまわりが太ましくなっているビキニ姿がパパラッチされ、ネット上でバッシングされたこともある。ブリトニー・スピアーズやアヴリル・ラヴィーン、ケイティ・ペリーを手がけてきた敏腕プロデューサーのルークは、「アーティストが売れるにはルックスも重要」と、ケシャにやせるよう提言。「冷蔵庫みたいなデブ」と言われたケシャは摂食障害を発症してやせ細ってしまい、14年にリハビリ施設に入所している。

 その後、ルークとの裁判に突入したケシャは、ストレスからか、はたまたリハビリが成功し回復したからか体重が増加。今も増え続けているようだが、インスタグラムのメッセージのように本人は気にしていない宣言をしている。今回パパラッチに激写された姿も「ありのままの彼女」であり、ケシャとしては問題がないのだろう。


千吉良恵子の可能力メイク (美人開花シリーズ)