清水富美加「バカ弟子」、星野源「ありゃりゃりゃ」……幸福の科学“守護霊”の語る言葉
ただ、タレントでミュージシャンのDAIGOに対する星野の守護霊のスタンスはなぜか厳しく、「手袋はめてウィッシュとやってみたいけど恥ずかしすぎる」「私の恋の歌を歌ってみろ、やれるもんならやってみろ」と、妙な対抗心を燃やしている。
ちなみに、降霊直後、守護霊は「ありゃりゃりゃりゃりゃ」と、降りてきてしまったことに戸惑いをあらわにしているのも印象的だ。
◎DAIGO「北川景子に食べさせてもらう」
そのほかの守護霊インタビュー本からも、印象的な発言を抜き書きしてみよう。
『映画「君の名は。」メガヒットの秘密 新海誠監督のクリエイティブの源泉に迫る』では、守護霊が自身の作品に対して、「よっぽど見るものがないんじゃないですか。時間の無駄」、さらには「(中年層にもヒットしている理由について聞かれ)単身赴任しているのがいっぱいいるからね」と卑下し、そして「私は井の中の蛙」「(私は)顔や見てくれも悪いし、恋愛経験もかっこいいものではない」と、自らをも否定している。
2015年に刊行された、タレント・モデルのローラの守護霊インタビュー本『ローラの秘密』では、インタビュアーが「ローラさんの守護霊様でしょうか」と聞くと、その守護霊は「知らな~い」と、いつものローラ節で返したが、その後は、大川総裁のことも「新聞で見たことある」、幸福実現党の存在も、またその党首が女性であることも「知ってる~」と意外な博識ぶりを披露。一方で、「私の天然は綾瀬はるかと違う」と冷静に語った。
ほかにもDAIGOの守護霊インタビュー本『緊急メッセージ DAIGO守護霊の告白』では、「安倍さんも顔色が悪くなってきたから、若い、活きのいい、私なんかの時代が近づいてるんじゃないかね」と政界進出の意欲を示し、「政治家にも芸人(原文ママ)としても売れなければ北川景子に食べさせてもらう」との割り切った考えを述べている。さらに北川景子への要望として「韓国に行って豊胸手術をしていただきたい。北川の顔に綾瀬はるかのあれが付けば完璧」と、妻のバストサイズを気にしている側面も見られた。
その北川景子、堺雅人、菅野美穂、ドナルド・トランプ大統領(インタビュー当時は次期大統領候補)、都知事選に圧勝した後の小池百合子、レプロエンタテインメント社長など話題の人物の守護霊の「語り」も出版されている。今後は、どんな有名人の霊を降霊させるのだろうか。
(後藤港)