『クイズ☆スター名鑑』スピード打ち切り舞台裏! TBS編成が「プロデューサー無視で暴走」?
昨年10月に放送開始したものの、年が明け1月下旬には“最終回告知なし”でのスピード打ち切りがささやかれていた『クイズ☆スター名鑑』(TBS系)。同番組について2月17日、番組プロデューサー・藤井健太郎氏のTwitterで、正式に終了報告が行われ、3月には一部地域で「特別編」が放送されることも告知された。メインMCのロンドンブーツ1号2号・田村淳は、同日「(打ち切りの)ジャッジ早えなって思いました」とこぼしていたが、番組企画の発足、またその決定や通達に至るまで、実に“お粗末な展開”だったという。
2010年から約2年半放送された『クイズ☆タレント名鑑』の復活版となった『スター名鑑』は、初回から視聴率が低迷し、事実上の最終回となった1月22日放送は、前回から6週も期間が空いていた。
「どうやら事実上の最終回前後に、局内で打ち切りが決定していたそうです。ドタバタな舞台裏を表すように、TBSから出演陣に対しての打ち切り説明も、通常ではあり得ないものでした。番組スタッフから1月下旬に、『打ち切りになってしまいました』と報告があり、『3月末に2クールで打ち切りか』と思いきや、『いや、実は先日の放送が最終回でした』と。あまりにも急展開すぎて、言葉を失いました」(芸能プロ関係者)
こうして、わずか3カ月あまりで打ち切りとなった『スター名鑑』だが、実は藤井氏は番組復活に対して、決して前向きではなかったという。
「藤井さんはむしろ、前番組だった『タレント名鑑』の方に力を注いでいました。当初、視聴率が落ちてきたため、編成から打ち切りを通達された際には、『もう少し様子見してほしい』と延命を嘆願したんです。しかし、希望は聞き入れられず、『タレント名鑑』は強制打ち切りになりました」(制作会社幹部)
そして『スター名鑑』の復活も、同様に編成に“強制”されたものだったようだ。
「これに藤井さんは『「タレント名鑑」終了から時間がたちすぎているし、いまさら視聴率は見込めない』と、かなり反発したそう。ところが、編成はまたしても藤井さんの意向を無視して、強制的に『スター名鑑』をスタートさせてしまいました。そして結果は見ての通り、低視聴率が原因で打ち切りが決定したんです」(同)
なお、藤井氏については「どうやっても数字が取れないことから、TBS内で“鬼門”とされていた水曜ゴールデンで、『水曜日のダウンタウン』というヒット番組を生み出した敏腕プロデューサー。おそらく『名鑑』シリーズも、また何らかの形で復活すると思いますが、その時は完全に本人主導にさせてほしいものです」(同)。
突然の『スター名鑑』打ち切りは、多くのファンに惜しまれている状況だけに、藤井氏の次回作に期待したい。